少しずつ、新作映画の感想も書いていきます。
水曜日と木曜日は女性サービスデーの館が多いので、映画をよく観る。
観てよかった、と思える映画に出会いたくて通っているのだと思う。
「太陽」も、不思議な魅力のある映画だった。
太陽の下で暮らす、貧しい暮らしのキュリオと、
太陽に当たると死んでしまう、文明人のノクスの世界を描いている。
特殊な設定がすんなりと入ってくる脚本の力を感じた。
観る楽しみがなくなると思うから、ここでは詳しいあらすじは避けるが、
キャラクターそれぞれの考えが丁寧に描かれていて、胸に迫ってくる。
どの人物の心情も、すごく痛みを伴って迫ってくる。
現代の医学では現実には「できない」ノクスになる「方法」。
「出来ないこと」であることに、大きな意味があると思う。
どこかへ行こうとすることは、違う世界に憧れるということは、
何かを手に入れようとすることは、こんなにも苦しいのだと。
世の中の苦しみをかき集めてキャラクターの姿を借りて語らせたような。
生きるために働くか、自分の力で生きるか。
「豊かな」暮らしとは何かをとことん追求したような作品。
お互いの交わらない世界が崩壊する日は来るのだろうか。
それが、真の平和なのだろうか。それとも、どちらの世界も同じなのか。
深いテーマがありながら、物語としても楽しめる映画です。
何よりも、役者がみんな良い演技をしているし、
脚本も書いている入江悠監督の力も大きいのでは。
ドラマをエンターテイメントに撮るので、注目している。
この世の中の縮図が、この映画にある。
水曜日と木曜日は女性サービスデーの館が多いので、映画をよく観る。
観てよかった、と思える映画に出会いたくて通っているのだと思う。
「太陽」も、不思議な魅力のある映画だった。
太陽の下で暮らす、貧しい暮らしのキュリオと、
太陽に当たると死んでしまう、文明人のノクスの世界を描いている。
特殊な設定がすんなりと入ってくる脚本の力を感じた。
観る楽しみがなくなると思うから、ここでは詳しいあらすじは避けるが、
キャラクターそれぞれの考えが丁寧に描かれていて、胸に迫ってくる。
どの人物の心情も、すごく痛みを伴って迫ってくる。
現代の医学では現実には「できない」ノクスになる「方法」。
「出来ないこと」であることに、大きな意味があると思う。
どこかへ行こうとすることは、違う世界に憧れるということは、
何かを手に入れようとすることは、こんなにも苦しいのだと。
世の中の苦しみをかき集めてキャラクターの姿を借りて語らせたような。
生きるために働くか、自分の力で生きるか。
「豊かな」暮らしとは何かをとことん追求したような作品。
お互いの交わらない世界が崩壊する日は来るのだろうか。
それが、真の平和なのだろうか。それとも、どちらの世界も同じなのか。
深いテーマがありながら、物語としても楽しめる映画です。
何よりも、役者がみんな良い演技をしているし、
脚本も書いている入江悠監督の力も大きいのでは。
ドラマをエンターテイメントに撮るので、注目している。
この世の中の縮図が、この映画にある。
やはり元ネタを大事にするのは大事ですね。
格差社会はなくなれば良いとは思いますが、全ては解消しないでしょう。
何でもかんでも手に入れようとするから飢餓感を持つ訳で、各々が「足るを知る」の精神を持つ事が必要ですね。
何でも手に入れようとする、ノキアとキュリオの対比は、それが言いたいから、ですね。
設定の面白さだけでも、十分世界レベルですよね。SF=宇宙になりがちな日本で貴重な存在。
わざわざTBをありがとうございます。
本作についての評価は 「a-applemoon」さんと異なるとはいえ、2つの世界を対比させる本作の設定自体は興味を惹かれました。
なお、ツマラナイことで誠に恐縮ながら、映画では携帯の「ノキア」ではなく「ノクス」とされていたように思います(ノキアは地名で、ノクスとはラテン語で「夜」の意味のようです)。
ノクス、ご指摘どおりです。修正しました、ありがとうございます。