<iframe scrolling="no" frameborder="0" align="left" marginheight="0" marginwidth="0" src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=aaaaaea071-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4061496468&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&lc1=0000ff&bc1=000000&bg1=ffffff&f=ifr" style="width: 120px; height: 240px;"> </iframe>
ライトノベル、ジュニア小説、ジュブナイル小説――いまいち、定義がはっきりしない「スニーカー文庫のような小説」の総称として、「キャラクター小説」としている本書。
その「キャラクター小説」の「作り方」について述べられている本なので、もちろん「キャラクター小説」とはなんなのか、という定義から始まる。
人間ってのは不思議なもんで、もやもやしていたものに「名前」を与えられると、パッと霧が晴れたように思考が明瞭化してくる。
本書を読んだおかげで、これまで「なんとなく」感じていたこと――なぜ、ライトノベルが格が低いと思われているのか、なぜ、アニメっぽいキャライラスト
なのか、そもそもライトノベルってのはアニメやマンガの販促グッズとは何が違うのか?――に関して、著者なりの見解が述べられている。
おかげで、もやもやが晴れたような気分になった。
“著者なり”とは言いつつも、著者の大塚英志は編集者としても、原作者としても、著者としてもこの業界に関わっているので信憑性がないわけじゃないと思う。
というわけで、ライトノベルに「なんとなく」を感じている人は、目次を見て「なんとなく」の原因が載っていそうだなと思ったら、読んでみるのをオススメする。
そんなに難しい内容じゃないし。
え? 肝心のキャラクター小説の作り方について?
オレの個人的な見解としては、TRPGや『ロードス島戦記』などの自分がもろに影響を受けてきたことをモチーフにしての語りには、共感できることは多かったし、「ああ、そうそう」ってカンジで手を打つこともしばしば。
ただ、それで書くモノの質が上がるかといえば、それはまた別の話。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます