厚別区にあるマックスバリュの駐車場に、牛の像がポツンと建っています。
アスファルトが敷かれた駐車場の敷地内で、その像の周囲だけが芝生に囲まれていて、なんとも場違いな印象。
牛の像に近付いてみると、リアルに再現されたなかなか立派な作りです。
台座には「Romandale Count Crystan」と刻まれています。
裏に回ってみると、この像が建立された経緯などが書かれていました。
これを読むと、この牛がクリスタンという名前の種牛だということがわかりました。
(確かに、像も種牛だった)
ただ雨晒しだたためか、文字が読みづらくてたいへん難儀しました…。
と思ったのですが、ネットで調べてみると、ぱるるんさんがこの碑文を文字起こしてしてくれていました。
【ぱるるんの「札幌・発」気まま~な日記 クリスタンの銅像】
こちらで碑文の全文を読むことができます。
おかげで、あらましなどがわかってたいへん助かりました。ありがとうございました!
ここに出てくるジャパンホルスタインブリーディングサービスという会社。
ググってみると、今は北海道ホルスタイン農業協同組合の協同会社となっています。
【北海道ホルスタイン農業協同組合】
このサイトにジャパンホルスタインブリーディングサービスの、あらましが書かれていました。
【変 遷 (「JHBS30年の足跡発刊にあたって」より抜粋)】
これによると、かつてジャパンホルスタインブリーディングサービスは、この場所でホルスタインの人工授精を行っていたようです。
クリスタンは、銅像が建てられるほどの優秀な種牛だったとのこと。
でも、今は人工授精事業を止めて、場所も移ってしまったようです。
んで、マックスバリュは、ジャパンホルスタインブリーディングサービスの跡地に建てられたようです。
でも、銅像だけはここに残ったんでしょう。
ちなみに、国土交通省の航空写真画像情報所在検索・案内システムで1980年代頃のこの辺りの航空写真を見ると、確かに畜舎のような建物が写っていました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます