作中の場所について
夕張市を後にした撮影隊は、釧路市の太平洋炭鉱、旧阿寒町の雄別炭鉱で撮影を続行。夕張市では撮影できなかった坑内や炭鉱設備のシーンを撮影をしました。
坑内や機械を使っているシーンは、このときに撮影されたと思うのですが、具体的な撮影場所を示す資料は見つけられませんでした。
手掛かりとしては、太平洋炭鉱では【益浦斜坑の坑内撮影、選炭場、別保にセットを組んでロケ】をしたとあるので、 . . . 本文を読む
作中の場所について
1952年の夕張市内を撮影しているのですが、現在となっては当時の風景をまったく想像することもできません。そこでブログ「あの頃の夕張を求め」で本作を取り上げた記事を参考にしました。今となっては失われた風景ですが、こちらのブログの解説を読むと、当時の風景が目に浮かぶようです。素晴らしいブログなので、ぜひご覧ください。
作中で、子どもたちが通う学校は東山中学校だったそうです。現在 . . . 本文を読む
1950年代の夕張市の様子を捉えた『女ひとり大地を行く』。本作の聖地巡礼――撮影場所について書こうとすると、どうしても時代背景や撮影当時の出来事について触れなければなりません。
ただ、それを書き始めると途方もない量となってしまいます。そこで本記事では「時代」「労働組合」「炭鉱会社」の三つに絞って簡単なあらましだけ書きます。
時代
本作は1952年9月から撮影を開始しました。撮影前後の出来 . . . 本文を読む
先日のブログで、好きな聖地として「撮影地の必然性」が感じられる聖地。さらに物語の舞台としてその土地が選ばれ、さらには「その土地のこと」が語られている作品が好きと書きました。
なかでも、夕張市を舞台とした『女ひとり大地を行く』『ユーパロ谷のドンベーズ』『冬の幽霊たち』の三作品がお気に入りです。
この三作品は、以下のような時代の夕張市を舞台としています。
女ひとり大地を行く:1950年代、炭 . . . 本文を読む
先日のブログで、好きな聖地として「撮影地の必然性」が感じられる聖地。さらに物語の舞台としてその土地が選ばれ、さらには「その土地のこと」が語られている作品が好きと書きました。
そういう意味では、芦別市のカナディアンワールドを舞台とした『チロルの挽歌』と劇場版『GTO』も好きな聖地・作品です。
チロルの挽歌
高倉健さん主演で1992年4月11日・18日にNHKで放映されたドラマ。ほぼ全編が芦 . . . 本文を読む