納涼スクリーンフェスティバル開催
『夕張タイムス』1986年7月21号によると、1986(昭和61)年8月2日~4日の三日間で「第1回 ゆうばり映画祭 納涼スクリーンフェスティバル」が開催されるとあります。
場所は、石炭の歴史村にあった屋外劇場「グリーン大劇場」。収容人数1万人という大きな施設でした。
(『夕張タイムス』1986年7月21号より)
入場料は500円。プログラムは以下の通り、
- 8月2日:キネマの天地
- 8月3日:暴走機関車
- 8月4日:コマンドー
私としては、どうしても気になるのが『コマンドー』の上映。日本公開は1986(昭和61)年2月8日なので、公開からわずか半年での上映です。
世が世なら、『コマンドー』の周年記念イベントを石炭の歴史村で行って、声出し応援上映とかできたかもしれない……などと思ったりもしました。
なお、グリーン大劇場は石炭博物館の裏側あたりにありました。現在は立入禁止となっています。
後の映画祭との関係は?
何よりも特筆すべきは「ゆうばり映画祭」の名前を冠しているところ。
このイベントに関する記録が見つけられなかったので、なんとも言えないのですが。
イベント名称や『コマンドー』をチョイスしたセンスは、後の「ゆうばり国際冒険・ファンタスティック映画祭」が、アクション、ホラー、SF といったジャンル映画を上映していたコンセプトに通じるところがあるような気がします。
もしかすると後の「ゆうばり国際冒険・ファンタスティック映画祭」への影響があったのかも……と妄想してしまいます。
また、「第1回」とあるのだから、「第2回」以降はあったのか?
真冬に開催の「ゆうばり国際冒険・ファンタスティック映画祭」以降も、夏のイベントとして行われていたのか? などなど、疑問は尽きません。
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