てつがくカフェ@いわて

てつがくカフェ@いわてのブログです。

『こえシネマ@いわて』 映 画上映会&クロストーク開催のお知らせ

2013-08-23 09:53:47 | 告知

さて、今回9月14日、「てつがくカフェ@いわて」と「映像サーベイヤーズ」がコラボして次のようなイベントを開催することをお知らせいたします。

「映像サーベイヤーズ」とは震災後、建設会社を経営しながら、仙台を拠点に被災地の映像記録を撮影し続けている、映像作家・高野裕之さん(他/村田怜央さん、吉田文恵さん)」を中心に映像作品を各地で上映し、その後市民のみなさんとフリートークする「こえシネマ」というイベントを開催されている方々です。

それと「てつがくカフェ@いわて」が共催して、『こえシネマ@いわて 映 画上映会&クロストーク 映像サーベイヤーズ×てつがくカフェ@いわて』を開催することになりました (@いわて的には「てつがくカフェ@いわてversion.etc」として).。
この繋がりは、@いわてのメンバーでもあり、現在岩手大学図書館に勤務されている藤原英理子さんの強い思いで実現しました。
藤原さんと高野さんは仙台在学時に映像活動を通して知り合い、その関係が今でも続いているとの事です。

とてもバイタリティーある方々でてつがくカフェのメンバーも刺激を受けています。

特筆すべきは、今回お二人はお忙しい中時間を見つけ、8月17日に岩手県沿岸に行かれました。そこで現在の田老~宮古~山田の日常を撮影、そして それと内陸部との日常の間のあまりにも過酷である意味「不気味な」乖離や距離感の様子の記録を映像で綴った最新版「夕潮の帰 り道vol..2をひっさげて参加されます。

以下、藤原さんが報道機関に送った今回のイベントの開催経緯・趣旨のメールをそのまま転記します。

>このイベントは、仙台を拠点に活動する「映像サーベイヤーズ」と岩手を拠点に活動する「てつがくカフェ@いわて」が、「映像」と「て つがく」と方法を異にしながら、「震災という体験のもと集まった市民の対話を通じ、ものごとの本質を探ろうとする試み」を行っているという点で互いの共通項を見出し、この度共同開催に至りました。

「震災が奪い、そしてあたえたものが何なのか、あの人の想いを聴くために、自分の想いを見つめるために」誰かのお仕着せや、借り物では ない、自分のことばを見つけるために私たちは、誰にも否定されず、否定しない、本当に自由な「対話空間」づくりを目指しています(藤原)

「言葉」と「映像」といった手法は違うものの、私たちはとても近い事を考えていた事に感動せずにはいられません。そして映像サーベイヤーズの みなさんがやってきたこととてつがく@いわてがやってきたことをぶつからせてみよう、というのが今回の試みです。ファシリテーターは音楽カ フェでも活躍中の八木晧平君です。この試みを牽引できるのは彼しかいません。

みなさま、このイベントへのふるってのご参加、活動の宣伝・情報拡散などどうぞ宜しくお願いいたします(加賀谷)。 
日時:2013年9月14日(土)  14:00~17:00
場所:アイーナ(いわて県民情報交流センター)4Fアイーナスタジオ
ファシリテーター:八木晧平
フィルムアーティスト(コメンテーター):高野裕之
こえシネマブログ:http://koecinema.com/wp/

おしらせ

2013-08-21 15:13:03 | 告知

このブログの連絡先をプロフィールのところに貼りましたので、何かあればこちらまでお願いします―。


明日はてつがくカフェ!!

2013-07-06 17:44:22 | 告知

はいはい、みなさん、明日はこれですよo(*’▽’*)/☆゜’

 

―【宣伝】―

第5回てつがくカフェ@いわて  [岩手×宮城]編

先日お知らせしました、来る7月7日の「第五回てつがくカフェ@いわて(和スタイルでの<和室で坐カフェ>)」の追加宣伝です。
今回のファシリテーターは「てつがくカフェ@せんだい」さんで活躍中の房内まどかさん(東北大学大学院文学研究科)です。
いわてのてつがくカフェ@いわてのメンバ―である私(加賀谷昭子)は、現在東北大学在学中で仙台在住でして、一昨年
仙台に来てから、@せんだいのメンバーの方々とも親しくさせていただき、今回このようなちょっとしたコラボが実現いたしました。

房内さんは仙台のてつがくカフェで「分断線」や「震災の終わりとは?」といったテーマでファシリテーターをやったこともあり、
「語る」ことの大事さ、てつがくカフェの意義などを理解していらっしゃるエネルギッシュな女性です。
今回の岩手とのコラボも快諾してくださいました(房内さん、ありがとうございます)。

そして、今回のテーマ『震災後の共同体のゆくえ』の広告文を考えてくれたのは、岩手のメンバーの一人でもある岩手大学農学研究科在学中(兼音楽ライター)の八木晧平君です。彼は第一回目のてつがくカフェから力強くてつがくカフェの企画・運営に協力してくれ、また多岐に渡る活躍をしているバイタリティーあふれる男性です。この方の好奇心の射程はいまだに未知数です。

この組み合わせだけでも考えただけでわくわくいたします。

そして色々と影で私たちの活動を支えてくださっている先生、今回新たに協力してくださる一女性とともにいつもと一味違った<てつがく>を楽しみたいと思っております。

7月7日、七夕の日green tea?を飲みながら「てつがくカフェ」でお会いしましょう!!


【追加宣伝】 第5回てつがくカフェ@いわて [岩手×宮城]編

2013-06-19 18:40:34 | 告知

―【追加宣伝】―

第5回てつがくカフェ@いわて  [岩手×宮城]編

先日お知らせしました、来る7月7日の「第五回てつがくカフェ@いわて(和スタイルでの<和室で坐カフェ>)」の追加宣伝です。
今回のファシリテーターは「てつがくカフェ@せんだい」さんで活躍中の房内まどかさん(東北大学大学院文学研究科)です。
いわてのてつがくカフェ@いわてのメンバ―である私(加賀谷昭子)は、現在東北大学在学中で仙台在住でして、一昨年
仙台に来てから、@せんだいのメンバーの方々とも親しくさせていただき、今回このようなちょっとしたコラボが実現いたしました。

房内さんは仙台のてつがくカフェで「分断線」や「震災の終わりとは?」といったテーマでファシリテーターをやったこともあり、
「語る」ことの大事さ、てつがくカフェの意義などを理解していらっしゃるエネルギッシュな女性です。
今回の岩手とのコラボも快諾してくださいました(房内さん、ありがとうございます)。

そして、今回のテーマ『震災後の共同体のゆくえ』の広告文を考えてくれたのは、岩手のメンバーの一人でもある岩手大学農学研究科在学中(兼音楽ライター)の八木晧平君です。彼は第一回目のてつがくカフェから力強くてつがくカフェの企画・運営に協力してくれ、また多岐に渡る活躍をしているバイタリティーあふれる男性です。この方の好奇心の射程はいまだに未知数です。

この組み合わせだけでも考えただけでわくわくいたします。

そして色々と影で私たちの活動を支えてくださっている先生、今回新たに協力してくださる一女性とともにいつもと一味違った<てつがく>を楽しみたいと思っております。

7月7日、七夕の日green tea?を飲みながら「てつがくカフェ」でお会いしましょう!!

 


<てつがくカフェ>とは?

2013-06-14 12:26:16 | 告知

<てつがくカフェとは?>  

1992年、フランスの哲学者マルク・ソーテという人が、パリの「カフェ・デ・ファール」というバスチーユ広場の一角にあるカフェで「てつがくカフェ」を最初に開きました。毎週日曜日、市民がカフェに集い、自由に議論するスタイルが、賛同者たちを生み出し、以来世界各地でカフェが開かれ活発な議論が行われています。日本でも、大阪、京都、東京、仙台、福島などで頻繁に開かれています。
 ひとつのテーマについて自由に話し合いますが、普通のおしゃべりとの違いは、何でしょうか?それは、ファシリテーターという進行役がいるということです。皆さんのさまざまな意見を拾いながら、ある程度方向づけする存在です。といってもこのファシリテーターが絶対的な権威を持つものではなく、主役は参加者みなさんです。てつがくカフェには特権的な人はいません。そのため自分の上司や先生、先輩であっても、カフェではお互いを「・・・さん」と呼び合います。もちろん名前、職業を言う必要もありません。このような「セーフティー」な場が守られ、自分の内からゆっくり紡ぎだされる言葉を大事にします。
 「てつがく」といっても、専門家しか分からない難しい言葉で、相手をやり込めるためにけんけんがくがくと論争するのではありません。知識が多いかどうかを決める場所でもありません。また、何か結論をださなければいけないということではなく、日ごろ感じている<問い>を言葉にしてみたり、当たり前だと思われていることを問いにかけ、その根拠を説明してみる、といった過程をみなさんで創りあげていく開かれた<対話>の場です。<ことば>にすること自体に正解/不正解はありません(たとえば、「被災者とは誰か?」「「復興とは何か?」「体罰はなぜいけないか?」など)。

 てつがくカフェは時間をかけて丁寧に言葉にしていく過程を大事にし、思考を逞しくしていく作業です。物事の白黒、善悪、真偽を決める場でもないし、凝り固まった結論ありきの態度で思考の自由な動きを停止する場でもありません。その代わりにもう一度前提を疑って、崩して、さまざまな意見を取り入れ、自分自身の言葉で考えを築いていく、このようなプロセスが思考をたくましくしていくと考えます。もしその場で考えがまとまらなければ、何もしゃべらず聞いているだけでもいいし、逆に家に帰ってから問題を「考え続ける」ことの方に重点を置きます。

皆さんそれぞれの目に映る日頃の具体的な出来事と、それからちょっと離れて他人のさまざまな視点を取り入れ、やりとりをしてみる、このような自由な<語り>の場へぜひお気軽にお越しください。お待ちしております。


てつがくカフェ@いわては今回で5回目を迎えます。
今までの経緯は

第一回 「善意とは何か?」               (盛岡市 「アイーナ」)
第二回 「故郷とは何か?」               (    〃       )
第三回 「映画<声の届き方>から届くこと」    (     〃      )
第四回 番外編 「<喪失>の言葉/<和解>の言葉」 (宮古市「りあす亭」) 
                             ↓

第五回 「震災後の共同体のゆくえ」    (於 盛岡市 「アイーナ」) 
開催日時:7月7日(日曜)14:00~2時間程度  
場所:アイーナ(岩手県盛岡市盛岡駅西通り1丁目7番1号)
    6F和室(606 607 608)