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「網干ロマン街道めぐり」とVoigtländer SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 ASPHERICAL IIIの試写で再撮影した旧山本家住宅の画像。
前回の画像はSONY α7のオートホワイトバランスの微調整設定が一番右(赤味をプラス)になっていて色がおかしかったので再撮影したという事情もある。
そもそも、そんな設定の存在も知らず触った覚えもなっかったので、SONYのカメラは色の味付けがおかしいと思っていた。
結局1年近く設定が狂っていることに気付くことが出来ず、その間、色がおかしい故にα7は殆ど使っていなかった。
※前回の記事はこちら
『旧山本家住宅(姫路市網干区興浜)その1』
『旧山本家住宅(姫路市網干区興浜)その2』
使用カメラ・レンズ
1.SONY α7・Ai NIKKOR 20mm f3.5S・2017.11撮影(★印)
2.SONY α7・Voigtländer SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 ASPHERICAL III E-mount・2017.12撮影(印なし)
【外観】
道路から見た外観(北西より見る)
右側町家は主屋。
道路から見た外観(北より見る)
道路から見た外観(北東より見る)
正門裏手建仁寺垣
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洋館玄関前敷石
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少し曲面になっているのは擦り減ったのではない。手間を掛けて加工している。
洋館玄関唐破風
銅張の唐破風。洋館とはいうものの、和風の要素が多い建築だ。
洋風の要素は、玄関扉、下見板、鎧戸くらいでむしろ少ない。
洋館正面見上げ
洋館左側面見上げ(東より見る)
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洋館裏ステンドグラス
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離れ和館北面
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窓格子も手間を掛けたいい仕事だ。
離れ和館と洋館裏面(南東より見る)
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屋根は寺の本堂のようだ。
庭園
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【洋館一階内部】
玄関床
大理石のモザイク。
玄関天井
漆喰装飾。
応接室前廊下天井
また漆喰。
応接室北東面
ボロになっているが、重くて高級そうなカーテンが印象的だ。
応接室天井
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漆喰装飾が美しい。灯具も素晴らしい。
応接室南東面
応接室南面暖炉
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大理石。
応接室北面床・壁
凝った文様の寄せ木張りの床が素晴しい。
応接室西面壁
独特な木目の楓の板材。
書斎前廊下
レッドカーペットに隠れているが、床は寄せ木張りだ。
書斎前廊下天井
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書斎北東面
書斎東面ステンドグラス
曲芸のような意匠が面白い。
書斎北面本棚
机とセットになった意匠。
書斎南面ステンドグラス
燕、鶏頭、桔梗など初夏を思わせる意匠だ。
書斎西面鏡台
書斎南面机
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書斎西面ドアノブ
書斎天井
漆喰装飾が細かい。
金庫室西面
床は近年の張替え。床(トコ)があるので畳の間だった可能性も考えられるが、どうだったのだろうか?
南廊下硝子窓から離れ和館を見る
硝子一枚一枚に面取りがある。単なる板硝子ではない。
南廊下(西より見る)
天井の曲面が素晴しい。
【付属屋・離れ和館内部】
便所前廊下
窓の組子が軽快なリズムを奏でる。便所前の廊下も手抜きがない。
便所北西面
便所といえどもおしゃれな灯具。
便所南面
大理石の下駄??
浴室横廊下(右に浴室、奥に洗面室)
どこかの温泉旅館で似たような天井を観たことがある。
浴室横廊下天井ステンドグラス
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更衣室
近年まで実際に使用していたのだろう。窓と壁は入れ替えられている。
更衣室天井
浴室
浴槽
大理石だ。
浴室天井
洗面室南西面
洗面台の石鹸置き?らしいところがハート型。
洗面室南面
一面に貝合わせが貼られている。
洗面室天井
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洗面室に折り上げ格天井(ごうてんじょう)。驚きの格式高い仕様だ。
洗面室東面ステンドグラス(外側より見る)
少女趣味な意匠だ。当主が娘さんのためにしつらえたのだろうか?
山本家には多数のステンドグラスがあるが、宇野澤組ステインド硝子製作所大阪出張所(後の玲光社)を設立した木内真太郎の作品だという。
南端和室6畳
和室8畳・和室6畳(南から見る)
東側廊下
床板は継ぎ目なく一本で通っているように見える。
和室8畳西面(右に和室6畳)
和室8畳西面
和室8畳天井
和室6畳西面
和室6畳天井
和室6畳北側廊下
【洋館階段室】
一階南東面(左に応接室、右に金庫室)
一階東アーチ(奥に応接室ドア)
一階床
寄せ木張りの床は各所でデザインが異なっている。
一階天井
一階西面
階段手摺主柱
階段手摺(下から見る)
手摺りに曲線が素晴しい。
階段手摺(上から見る)
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列柱も手が込んでいる。
北西面大窓(二階から見る)
窓の木組みがシンプルで美しい。
二階天井
木材の天井。漆喰ばかりではない。
【洋館二階内部】
南西側和室6畳東面灯具・天井・欄間
南東側和室10畳北西面(奥に南西側和室6畳)
南東側和室10畳西面欄間
南東側和室10畳東面
南側廊下
南側廊下より離れ和館を見る
大覚寺の本堂大屋根も見える。まるで兄弟のように呼応している。
南東側和室10畳北面
南東側和室10畳灯具
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南東側和室10畳床
床柱は黒檀だろうか?
南東側和室10畳床天井
誰も見ない所にも手を掛けている。
南東側和室10畳床組子障子
凝った組子だ。
北東側和室8畳南東面
北東側和室8畳南西面
詳しいことはわからないが、この床が最も高級な材を使用しているように思う。
北東側和室8畳床左側天井
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北東側和室8畳床右側天井
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二面とも網代天井だ。
北東側和室8畳西面欄間(奥に北西側和室6畳)
北西側和室6畳北面(窓外を見る)
窓から古い屋根が見える。周辺の街並も大切に保存してほしい。
北西側和室6畳北面猫間障子
北西側和室6畳猫間障子(北側廊下より見る)
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北西側和室6畳北側廊下
【洋館三階望楼内部】
南東面
折り上げではないが、格天井(ごうてんじょう)だ。
北西面
三階手摺りの列柱も下が太くなっている。手間を惜しんでいない。
北西面窓外の景色
ちょうど双方の窓に古い甍が見える。この景観は守ってほしい。
北窓より姫路城を見る
(この写真のみ使用レンズ;Zoom NIKKOR Auto 80-200mm f4.5)
天守の最上層しか見えないが、建築当初はもっと見えたのだろうと思われる。
【クド(おくどさん) 】
竈
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陶器製分銅
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戦時代用品だという。
【主屋内部】
仏間4畳北面
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仏間4畳北西面
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座敷8畳北西面
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南側廊下
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廊下扉のつまみ
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扇子を模っているようだ。こんな所にも遊び心がある。
※表題写真は洗面室(貝合わせの間)
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