近代建築撮影日記

日本全国の近代建築を
大判カメラ、一眼レフ、デジカメなどで
撮影した写真で紹介していきます

神戸の近代建築 2018(その3)

2018-12-24 13:10:40 | 近畿

2018年2月及び5月、神戸でVoigtländer SUPER WIDE-HELIAR 15mmによる撮影の(その3)です。
今回は北野周辺の住宅建築編です。

使用カメラ・レンズ:SONY α7・Voigtländer SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 ASPHERICAL III E-mount
無印が2月、☆が5月撮影です。
(一部、上記以外のカメラ・撮影日の写真もあります。その場合は都度、写真の下にカメラ・撮影日を明記)



T歯科
(不詳/不詳/木?/文化財指定なし)



裏側


この物件は旧池長美術館の近くで見つけたもので、北野ではありませんが、昭和初期から30年代にかけての住宅建築の特徴を備えていると思います。



物件名不明(和風住宅)
(不詳/不詳/木?/文化財指定なし)


この物件は旧池長美術館の近くで見つけたもので、北野ではありませんが、昭和初期から30年代にかけての住宅建築の特徴を備えていると思います。
和風でありながら、モルタル壁・塀には人造石洗い出しの技法が使われています。



物件名不明
(不詳/不詳/木?/文化財指定なし)


この物件は旧池長美術館の近くで見つけたもので、北野ではありませんが、昭和30年代頃の建築だろうと思います。



神戸市水道創設期導水管
(M31/英国で製造)


この向かい側にヴォーリズ設計の旧ナショナルシティバンク社宅があるのですが、綺麗に直されているのでレプリカ洋館だと思って見向きもせず通り過ぎてしまいました。
事前に建築外観をチェックしておくべきでした。調べてみると、写真館として再生されているようです。



旧北野浄水場 守衛室?
(不詳/不詳/煉瓦?RC?/文化財指定なし)


旧北野浄水場はM33に完成しました。この建築は一見煉瓦造りのようですが、上部は人造石洗い出しになっています。
煉瓦とRCの複合構造か、もしくはRCで煉瓦部分はタイル張りかなと思いますがどうでしょうか?竣工時期も創業時ではなく大正期くらいかなと思います。

 


旧チャン邸(現神戸北野サッスーン邸(結婚式場のため非公開))
(不詳/M25/木2/特定伝統的建造物(伝建地区内))


洋館なのに和風の薬医門がある



建築正面は式が無いときに門から覗き見ることしかできません。



東面。正面も少し見えます。



北面・東面



PASPA(Google マップ上の記載による)
(不詳/不詳/木2/文化財指定なし)


昭和初期から30年代頃までの建築だと思いますが、詳細不明です。






物件名不明
(不詳/不詳/木2/文化財指定なし)


先程のPASPAの近くにあり、非常によく似た外観です。同時に販売された分譲住宅の可能性も考えられますが、真相は分かりません。

この物件と道を挟んだ所に駐車場があり、古い門が残っています。


阪神淡路大震災で北野の異人館の1/3が失われたと聞きます。今でもこのような空き地が随所に見られます。



アボイ邸(現 イタリア館・プラトン装飾美術館)
(不詳/T4/木2/特定伝統的建造物(伝建地区内)・ひょうごの近代住宅100選)









Y家住宅(和風住宅)
(不詳/T7-8/木2/特定伝統的建造物(伝建地区内))











敷地内に洋館も見えます。

 


物件名不明 2棟
(不詳/不詳/木/文化財指定なし)


左の門塀は古そうですが住宅は建替えか補修かよく分かりません。右は昭和30年代頃でしょうか?個性的な様式です。



シンプルながら素晴らしいと思います。

その近くに古い塀のみ遺る坂道がある。





物件名不明 2棟
(不詳/不詳/木/文化財指定なし)





2棟とも昭和30年代頃の建築だと思いますが、詳細不明です。



旧チン邸/旧中国領事館(現 坂の上の異人館)
(不詳/M後期/木2/文化財指定なし)








展望塔の家
(不詳/T後期/木2/ひょうごの近代住宅100選)

奥に見えるうろこの家に似た建物が展望塔の家です。



阪神大震災前は公開建築でしたが、破損したため閉鎖されて今日に至ります。



旧フリューガ邸(現 北野外国人倶楽部)
(不詳/M後期/木2/文化財指定なし)











庭から展望塔の家が見えます。



ティファニーの休日(喫茶店)


レプリカ洋館のようですね。



旧サンセン邸(現 山手八番館)
(不詳/M後期/木/文化財指定なし








旧ハリヤー邸(現 うろこの家)
(不詳/M38頃・T年間移築/木2/登録文化財・ひょうごの近代住宅100選)














内部写真は『旧ハリヤー邸(うろこの家)』にUPしています。



物件名不明 洋館
(不詳/不詳/木/文化財指定なし)


空き家になっているようですが、S初期頃の造りの良い洋館だと思います。


旧ヴォルヒン邸(香りの館オランダ館)
(不詳/S初期/木2/特定伝統的建造物(伝建地区内)・ひょうごの近代住宅100選)







物件名不明 洋館
(不詳/不詳/木/文化財指定なし)





S初期くらいの洋館だと思いますが、詳細不明です。



物件名不明 2棟
(不詳/不詳/木/文化財指定なし)





この2棟もレプリカ洋館だろうと思います。形は古い様式のように見えるが、端々に残るであろうところの古さの証しは見当りません。



物件名不明
(不詳/不詳/木/文化財指定なし)


S40年代くらいの建築を洋館風に改装したものだろうと思います。



旧 神戸女子短大北野寮(現 神戸北野ハンター迎賓館)
(不詳/T/木2/特定伝統的建造物(伝建地区内))


結婚式場として再生・再利用されています。
見えている建築は新しいものです。




伝統的建造物はこちらの和風邸宅です。





K家住宅
(不詳/T/木2/特定伝統的建造物(伝建地区内)・ひょうごの近代住宅100選)








旧ジェームズ邸
(不詳/S13/木2/特定伝統的建造物(伝建地区内)・ひょうごの近代住宅100選)








物件名不明
(不詳/不詳/木/特定伝統的建造物(伝建地区内))


旧ジェームズ邸が奥に見えます。



旧レイン邸(現 神戸北野迎賓館)
(不詳/M33/木2/特定伝統的建造物(伝建地区内)・ひょうごの近代住宅100選)


これは西側

北側



南側





旧パラスティン邸
(不詳/T3/木2/特定伝統的建造物(伝建地区内)・ひょうごの近代住宅100選)











旧パナマ領事館(の裏)
(不詳/M末/木2/特定伝統的建造物(伝建地区内)・ひょうごの近代住宅100選)

緑の壁の建物が旧パナマ領事館です。



F家住宅(和風住宅)
(不詳/T/木/特定伝統的建造物(伝建地区内))





特定伝統的建造物なので、メンテナンスが行き届いています。



旧ドレウェル邸(現 ラインの館)
(不詳/T4/木2/特定伝統的建造物(伝建地区内)・ひょうごの近代住宅100選)


修理中です。



旧トーマス住宅(風見鶏の館)
(デ・ラランデ/M42/煉瓦2/特定伝統的建造物(伝建地区内)・ひょうごの近代住宅100選)





表題写真もこの旧トーマス住宅です。



ジャーデン・マセソン商会の門柱


萌黄の館の門柱かと思ったが、居留地よりS53に移設されたもの。



旧シャープ住宅(現 萌黄の館)
ハンセル(推定)/M36/木2/特定伝統的建造物(伝建地区内)・ひょうごの近代住宅100選)














Y邸
(不詳/M40/木?/特定伝統的建造物(伝建地区内)・ひょうごの近代住宅100選)




旧バクレー邸
(不詳/T11/木2/特定伝統的建造物(伝建地区内)・ひょうごの近代住宅100選)





旧ハムウェイ邸
(不詳/S初/木2/登録文化財)








物件名不明
(不詳/不詳/木/文化財指定なし)





伝建地区内です。特定伝統的建造物以外の、あまり価値を認められない建築も旧状に復元して残せば面白いと思います。
上質な建築以外も後世に残せば、バラエティー豊かで面白いと思うのですが。



旧ビショップ邸(現東天閣)
(ガリバー/M27/木2/文化財指定なし)





 旧グラシアニ邸(焼失後再建)
(不詳/M41・H25(再建)/木2/文化財指定解除)

H24年に火災で焼失。H25年に焼け残った部材を再利用しつつ再建された。

 


JR西日本三宮ゲストハウス
(不詳/T/木2/特定伝統的建造物(伝建地区内)・ひょうごの近代住宅100選)
南西から見上げる


北西から見ると奥に洋館があるのが分かる








旧ボリビア領事館
(不詳/M30年代/木2/特定伝統的建造物(伝建地区内)・ひょうごの近代住宅100選)





旧A.P.ディスレッセン邸
(不詳/M28/木2/特定伝統的建造物(伝建地区内)・ひょうごの近代住宅100選)




2月撮影の写真は曇り空なので、5月撮影の写真も。





旧ハンセル邸
(アレクサンダー・ネルソン・ハンセル/M29/木2/特定伝統的建造物(伝建地区内)・ひょうごの近代住宅100選)




2月撮影の写真は曇り空なので、5月撮影の写真も。

 


旧キャサリン・アンダーセン邸
(不詳/M32/木2/特定伝統的建造物(伝建地区内)・ひょうごの近代住宅100選)




 


旧ゲンセン邸
(アレクサンダー・ネルソン・ハンセル/M42/木2/特定伝統的建造物(伝建地区内)・ひょうごの近代住宅100選)


2月撮影の写真は曇り空なので、5月撮影の写真も。





 


T家住宅
(不詳/M末~T初/木2/特定伝統的建造物(伝建地区内)・ひょうごの近代住宅100選)


2月撮影の写真は曇り空なので、5月撮影の写真も。








M家住宅
(不詳/T/木2/特定伝統的建造物(伝建地区内))





T家・S家住宅
(不詳/S4/木2/特定伝統的建造物(伝建地区内)・ひょうごの近代住宅100選)


2月撮影の写真は曇り空なので、5月撮影の写真も。


右は鄭寓邸。






裏です





T家住宅
(不詳/不詳/木/文化財指定なし)


伝建地区内です。特定伝統的建造物指定から漏れた建築ですが、状態良く保たれています。形から見て、戦前だと思います。このように特定伝統的建造物以外も残さないと、街並みは守れません。



マリニン・フタレフ邸
(不詳/M34/木2/特定伝統的建造物(伝建地区内)・ひょうごの近代住宅100選)








物件名不明
(不詳/不詳/木/文化財指定なし)


これも、S30年代まで位の古い建築だと思います。

 


T家住宅
(不詳/M39/木2/特定伝統的建造物(伝建地区内)・ひょうごの近代住宅100選)


2月撮影の写真は曇り空なので、5月撮影の写真も。




裏に回ると・・


こっちが表でした。

この煉瓦塀も、T家住宅か?それとも、お隣だろうか?



 


旧モッシュ邸西棟・東棟
(不詳/T/木2/特定伝統的建造物(伝建地区内)・ひょうごの近代住宅100選)






左にT家住宅が見える。



裏(南)に回ると、こんな感じです。



右・旧フデセック邸
(不詳/M40/木2/重要伝統的建造物群保存地区特定伝統的建造物)
左・旧舛田・橘邸
(不詳/M41/木2/重要伝統的建造物群保存地区特定伝統的建造物)

この通りは観光化が激しく、入館しなければ撮影が難しい建築が多いです。
私が撮影するまでもなく、多くの観光客が写真に残していることでしょう。
この通りにはあと何棟かありますが、ここらで終わりにします。



※どうにか年内にUPできました。



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