下がってくるわ下がってくるは。

　また、聞き間違いました。
「フライドチキンください」が、「お願いします」に聞こえました。
　若いのに、礼儀正しいなあと思っていたら、
「あの、フライドチキン」て言われてしまいました。
　私の耳が、おかしいのでしょうか。
　いやいやいや。
　また、おばはんになってしまいますが、最近の若い人、いや、若くない人でも、口を開けて話していません。
　それは、日本人特有の、内向的なところから来ているのでしょうか。でも、明るくて感じのいい人って、はっきり口を開けて話しています。
　ぼそぼそ話していたら、聞く人も不愉快だし、話す人も悪い印象を与えてしまいがちです。それに、顔を使わないで話していたら、筋肉がたるんでしまいます。ほうれい線が、あなたを襲います。
　あっぷあっぷ！

待ってけろ。

　夜行バスの件で、書き忘れていたことがあります。
　朝着いて、お迎えの車を待っていたときのことです(お嬢様とかではなくて、駅から実家まで、車がないと帰れないのです)。
　見たことがあるバスが、やってきたのです。
　バスの中を見ると、さっき私を降ろしてくださった添乗員さんの姿が。あれ、戻ってきた？と、不思議に思っていると、
「すみませ～んっ」
　バスに向かって、走り寄る女性がいました。
　バスが停まり、中から添乗員さんが出てきて、下のトランクがウィ～ンと開きました。そして、中から大きなスーツケースを取り出しました。
　えっ。忘れ物？
　スーツケースを受け取った女性は、平謝りです。
　バスは、次の場所へ向かい、女性はバスを見送ると、そそくさとその場をさって行きました。
　ありえないことを、目の前で目撃したのでした。

ずーズーZ。

　今日、ある説明会に行ってきました。
　２０人ぐらいいらっしゃったでしょうか。若い方から年配の方、お子さん連れの方と、いろんな方が参加していました。
　私は前から２番目の、真ん中の席に座ったのですが(ギリギリに来たので、そこくらいしか空いていませんでした。今思うと、空いていた？)、私の前に座っていた男性、すなわち一番前の真ん中の方が、始まると程なく、居眠りを、おはじめになったのです。
　説明されている女性も、周りの方たちも、気になって仕方ありません。でも、説明は続きました。
　続いて、講師の方のお話になりました。そのときにはもう、彼は爆睡状態です。いびきのボリュームも、大きくなりかかっていました。
　さすがに我慢できなくなった講師の方は、優しく、「大丈夫？」と声をかけられました。
　人生経験の差、とでも言いましょうか。素敵な女性でした。しかし、間もなく、彼の寝息が聞こえてきたのです。
　その後、質問コーナーがあったのですが、いねムリ雄さんは、急にしゃっきりしだし、何度も変な質問をして、担当の方を困らせていました。
　また、ヘンな人に会っちゃいました♪

あじゃあじゃ。

　テレビで、合唱コンクールの全国大会をやっていました。
　皆心をひとつにして、ハーモニーを奏でていました。
　今はどうか分かりませんが、私の通っていた中学校は、合唱が盛んでした。というか、音楽の先生がとても熱心だったので、最初は皆、やらされている感じでした。でも、合唱コンクールが近づくと、朝練、昼練、放課後もと、熱くやっていました。
　その歌い方は、いわゆる合唱団のような、裏声でなければなりませんでした。地声なんて使えません。男子も女子も、すんごい顔して歌っていました。
　ちょっと前に、合唱の映画をやっていましたが、その中で、「鮭の産卵みたいな顔」という例え方をしていました。まさに、そんな感じです。
　高校に入ってから聞いたのですが、他の中学では、私達が歌っているのをビデオで見て、お手本にしていたそうです。それを見て、皆引いていたらしいです。悲しい。
　練習が大変だったり、難しい年頃の男女が共同作業をする、という事で、いろんな問題があったりしましたが、あの頃があったから、歌が好きになったのかもしれません。
　また、あの合唱団を結成できたら素敵です。

おもちゃの行進。

　ほとんど毎日、「キューピー３分クッキング」を見ています。　見るのが好きなだけで、あまり作ってはみません。
　平日は絶対３分では作れない料理が紹介されています。
　土曜日は、デザートディなのです。簡単そうですが、作ってはみません。
　日曜日は、さすがにお休みです。
　と、いう事は、キューピーは、週に６回も出勤していることになります。週休２日制のこのご時世で、いまどき週に１回しかお休みがないなんて、かわいそうです。
　それも、いろんなコスプレをさせられています。
　先日、ホテル三日月へ行ったら、「金の風呂キューピー」が売られていました。キューピーが、あの金の風呂に浸かっているのではありません。金の風呂から、キューピーの頭、手、足が生えているのです。
　それって、あんまりじゃないですか。でも、限定品なので、思わず買いました。
　お疲れ、キューピー先輩。

ぴざーマン。

　思い込むことが、よくあります。
　特に多いのが、聞き間違いです。
「ピザまんください」
「おはようございます!」
「…」
「はっ!ピザまんですね、少々お待ちください」
　恥ずかしくて、「…」にかぶせて、次の台詞を言いました。
　バレバレですかね。

はろうィィィん。

　ここ数年、ハロウィンが定番化しています。
　それこそ、クリスマスや母の日に継ぐイベント日です。
　お店の飾りもハロゥイン一色、商品も、ハロゥイン的なものが増えました。眼鏡屋さんでさえも、店頭になぜかハロウィンの人形が。
　どうして、こんなにも盛り上がっているのでしょうか。
　ハロゥイン前に、こんなに賑やかになって、いざ、ハロィンの日になったら、どうかする人なんて、何人もいるのでしょうか。
　はろうィンが、いろんな文字になってしまうくらい、慣れていないのです。
　ハロウィンの正しいすごし方、教えてほしいものです。

もっともあぶないってか。

　信じられないほど、方向音痴です。
　十回行けば、さすがに覚えますが(それでも十回)、初めての場所に入って、帰るとき、もと来た方向とは逆方向に、必ず、行ってしまいます。
　私の方向音痴ぶりをよく分かっている方は、何も触れずに、サッともと来た道をゆくのですが、初めて二人で歩いて、それもそんなに溶け込んでいない方だと、本当に引かれます。
　しょうがないじゃないですか!だって分からなくなるんだもん!!と、逆切れしたくなりますが、自分でも、おかしいんじゃないかと思うくらいです。
　そのくせ、誰もわからない道では先頭を切りたがるという、最悪なおばさん。
　あぶない、あぶない、あぶない。

真打登場。

　同居人がいます。
　暮らし始めて早三年、つらつらやっています。
　同居人は、その辺にいる普通の男の子です。ミステリーと、三国志と、ゲームをこよなく愛する、ごく普通の男の子です。
　彼が、これだけはゆずれないもの。それは、赤が好きだという事です。
　昨日、洗濯物を干して、買い物から帰るとき、ふと、ウチのベランダを見上げました。
「赤っ」
　見事な赤い洗濯物のコントラスト。昼間は人通りが多いので、結構目立ちます。
　こんな同居人、時々登場させたいと思います。

ドバッとな。

　先日、またやってしまいました。
　パスタをゆでようと、熱湯の中に、塩を入れようとしたときです。塩がなかなかでなかったので、入れ物をトントンしてから、塩を出そうとしました。それでも、塩は出てきません。いらっと来て、入れ物のふたを外し、思いっきり容器を振ったら。
　どばあっ。
「あ``あ``っ!!!」
　容器に入っていた塩が、半分以上、入ってしまいました。
　それからまた、お湯を沸かすのが面倒だったので、お湯を半分捨て、もう一度お湯を沸かし、パスタをゆでました。
　しょっぱかったのは、言うまでもありません。
　アジシオの容器に普通の食塩を入れてはいけないんだと、勉強した秋の夜でした。