はっとわれに返ると
洗面台の電気を消そうと水道の蛇口を締めていた
わたし…
スティーブン・キングの「グリーンマイル」を読んでん。
これは映画にもなったから見たもんもいてると思うけど、なかなか面白かった
それで、しばらくスティーブン・キングを読んでみようと思って、「ゴールデンボーイ」っていうのを借りて来たら、「刑務所のリタ・ヘイワース」と言うのと2編が1冊に入ってた
この「刑務所のリタ・ヘイワース」も「ショーシャンクの空に」って言う題で映画化されてるらしい
本の中で最初に「刑務所の・・・」がきてたので読み始めると、これが中々面白い
「ゴールデンボーイ」の方はまだ読んでないけど、こういうのってたまにあるよな
欲しい物があまり興味ない物と2個1でセットで売ってて、興味ないもんの方が良かったって事
そう言えば、昔、「カルロス・サンタナ」のコンサート見に行って、前座で出てた「エディーマネー」の方が良かった事あったわ
(当時からアメリカではエディーマネーの方が各上やったらしい)
皆もそういう事ある?
為政者は悪しき権力を手に入れるために、宗教を都合のええ様に捻じ曲げて解釈して、言葉巧みに若者に信じ込ませ、その体中に爆弾を巻きつかせて自爆させ、ほんの60年前に日本でもお国の為とか日本は神の国とか間違った教育をして、片道分しか燃料の入ってない戦闘機に乗せて自爆させてた
ほんで生き地獄を味合うのは、子供を失った母やし、夫を亡くした妻やし、父を失った子供
いつの時代も地域も同じ法則や
マララさんの言うとおり、やっぱり教育しかないと思う
説明書や契約書を読んでサインする、読み書き
パンを買ったおつりが間違ってないか確認出来る、計算
ほんで、暴力はダメ、戦争は絶対したらアカンと言う教育が絶対に必要やな
20世紀は戦争の世紀とか言われてる、戦争ばっかりしてた100年らしい
ほんで、その指導者はほとんどが男
マララさんは21世紀の新しいリーダーやな、女性やし
このスピーチを聞きながら、涙が出たわ
最後はパソコンに向かって拍手してた
仕事場の横にあるトイレから出たとき、ラジオから午前10時の時報が聞こえた
「さー仕事しょうか」
朝晩はめっきり涼しくなったが昼間はまだまだ暑い日が続いていた
柱の時計がちょうど10時30分、どう言うわけか、またトイレに行きたくなった
「きのう、ビール飲み過ぎた???」
トイレで用を足し出ようとしたとき
ブーン ブーン
低い地鳴りのような音が聞こえた瞬間、高層ビルのエレベーターが一気に降りるような感覚、男なら解る「チンサブ」を感じた
「なになに? まさか?トイレから出たら、タイムスリップしてるんちゃうん?」
トイレから出て、時計を確認した
「10時20分? んなアホな あれ? あそこはさっき片づけたはずやのに???」
キツネにつままれたような気持ちで片づけたはずの仕事を片付けると、ちょうど10時30分、どういうわけか、また、トイレに行きたくなった
トイレを出ようとしたとき、ブーン ブーンと音がし、そして チンサブ
「え?まさか?」
時計を見ると10時10分、
「さっきより10分早くなってる… 仕事もさっきより残ってる…」
だんだん気持ち悪くなり、急いで仕事を片付け、時計を見ると10時30分、また、また、トイレに行きたくなった
「アカンアカン! あのトイレに行ったらアカン!」
しかし、どうしようも我慢できなくなってきた
「いやいや考えすぎや、この暑さでちょっと疲れてるだけや…
そんなアホな事が起きるかいな」
そして…
ブーン ブーン… チンサブ…
トイレのドアを開けたとき、ラジオから午前10時の時報が聞こえ…
目の前に私が立っていた
その顔に目はなかった…
「こいつにのるのが すきやねん」
くるくる…
「こいつ へんなやつやろ はじめてあったとき パンチしたってん」
くる…
「のると たのしいねん」
くるくるくる…
「でも まわると きもちわるくなんね…」
くるくるくる…
「まわるなって…」
くるくるくるくるくるくるくるくるくる…
「おえ~っ…」