さくらんのDias de Pasion

いつもテーマはmake me & my loved ones happy!素敵なマダム&ママンを目指し精進します

マーラー 交響曲第9番ニ長調~フランクフルト放送交響楽団

2008-06-04 23:59:17 | 音楽&コンサート

今日は外出&個人予定で早く帰る予定だったので
昨日は頑張りました。
かなりの睡眠不足・・・

複数のイベントが近いのと
準備スケジュールが遅れている
という気になる二点があるものの
プライベートも充実させる
というのが、この部署二期目の目標。

何といっても
大ファンのパーヴォ・ヤルヴィさんの来日公演、
なので、ちょっと早めに失礼し、
会場であるサントリーホールに向かいました。

あー前の職場からよりずっと近い!
前は最寄り駅に着いた時点でへとへとだったのに
今回は、睡眠不足なのに、元気ですよ~

着いてすぐ、20分の休憩。
森麻季さんの美しいソプラノは聴けませんでした・・・

が、行ってよかった~
終わった後、自然と拍手が出て、止まらず、
CDを迷いに迷って、1枚選んで会場を後にしたときは、
なんと、最後の一人だったぁ~

本当に感動しました。
1時間30分くらいの大作なのですね。
パンフレットによれば
マーラー(1860-1911)が、自分の手で完成させた最後の交響曲で
1909-1910に書かれているそうです。
”生への執着と死への憧憬の間を揺れ動くマーラー晩年の死生観が
あらわされた感動的な傑作である”とあります。

第一楽章が非常に長くて
なんとも不思議な始まりなのです。
私の席は、楽団後方で前から3列目、
憧れのパーヴォさんの顔が、かなりはっきり見える位置です。
が・・・始まって20分くらいしたところで
ちょっと集中力が弱くなったかな・・・(かなりの寝不足だったもので)
多分初マーラーなので、最初はちょっと戸惑っていたのですが、
気づけば、ぐいぐい引き込まれていました。

音が非常に透明感があって、きれいなのです。
清らかな音色です。
それから、メリハリがある演奏で、
本当にソロの部分は繊細な音色、
でも、私だけじゃなく、
会場のお客さんすべてがぐぐぐーっと演奏に引き込まれているので、
広い会場なのに、物音ひとつせず、
その楽器の音色だけが、
静かに奏でられている・・・

ハープがかなり存在感を出しながら、一楽章が終わります。
静かな、静かな、そしてなんともいえぬ美しい場面です。

第二楽章、第三楽章では雰囲気が変わり
第三楽章の終わりは、足もとから天井まで揺れるくらいの
激しい、爆発力のある終わり方で、
その整然とした勢いある演奏に、全身に鳥肌がたちました。

第四楽章。
途中、あらゆるしがらみから、
ふっと解放されるような気分になる場面があって、
ここが“死生観”を示しているのかな・・・と思って聴いていたのですが
最後は、本当に、
ろうそくの火が消えるかのような終わり方。

今思えば、一つの人生をみたような感じと言えるかもしれません。

終わった後は、しーんとして、
そして、われんばかりの拍手になりました。

パーヴォ・ヤルヴィさんとドイツ・カンマーフィルとのコラボは
私が聴いた中では、最高の音楽。
2回聴きましたけれど、本当に素晴らしかった!
だから、今年は2回聴きに行くことにしました。
そのうち一回が本日。

今日もまた本当に素晴らしい演奏を聴くことができました。
感動、ってこういうことを言うのだ、と思いました。
もう泣きそうでした。
この場に立ち会えたことが、本当に本当にうれしかったです。
幸せだなあと思いました。

遅刻してしまったことと
ちょっと寝不足気味だったことで
それがなかったら、もっともっと良い聴き手になれたはず、と思うと
ちょっとだけ残念でしたけれど、
でも、こんな満足感に満たされて
本当に幸せです。

マーラーの第9番のCDはなかったので、
前から気になっていたブルックナーの交響曲第7番を買ってきて、
今、聞いています。
パーヴォ・ヤルヴィさんとフランクフルト放送交響楽団の作品なのですが、
CDで聞いていても、いい作品ですねー。

土曜日にはベートーヴェンを買うのですが、
新世界もほしいし、火の鳥もほしいし、ロミオとジュリエットもほしい・・・
少しずつ揃えます。

来年も絶対行くのだ!


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