栗の木蔭にて思うこと

訪問専業「くりす鍼灸マッサージ院」

鍼灸・マッサージの行方

2015-02-24 08:10:44 | 鍼灸と思想
ならまちにある、私が加入している鍼灸・マッサージの組合事務所に行って、

係りの方と今の鍼灸・マッサージの現状と、

これからのこの業界の行方について熱く語り合いました。

私は25年この業界にいますが、本当に変わってきている。

25年前は鍼灸やマッサージで「病気を治したい」と思う人や、

親の跡をつぐという方が専門学校に入ってきていましたが、

今は美容鍼灸を目指す方が多く、専門学校はさながら美容師の学校のようになってきています。

また、鍼灸やマッサージの免許を持っている者は広告制限や施術所の開設の規定があり、

それらを守らなければいけなせんが、無免許の整体やリラクゼーションは法の縛りがないために

広告も無制限、開業もし放題となっています。

整骨院なら「誰でも健康保険でマッサージが受けられる」という誤った認識、

医師の同意を得て、正当な保険申請をしても療養費がおりない現状。

(麻痺や硬縮があって医師の同意を得れば、健康保険でマッサージが受けられますが、

今ではそれも出来にくくなってきています)


ベテランの腕のいい先生方がお年で仕事を辞めていることもあり、

あと20年もすれば、治療としての鍼灸・マッサージをする人はほとんどいないのではないか?

そう思えます。

事務所の方と話をして、治療としての鍼灸・マッサージの必要性を改めて感じました。












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