見出し画像

シロガネの草子

敬宮殿下、白地の振袖を披露される


三木翆山 『鏡』

敬宮殿下が同窓会の時にリモートで、金糸の入った純白の振袖を召されたことが、話題になっているようです。どんな振袖なのかは、残念ながらまだ分かりませんが、さぞや良くお似合いになられていた事でしょう。


お正月は悠仁親王殿下が黒い羽織袴姿で仙洞仮御所に参内されましたが、それに引き続いての敬宮様の振袖のニュース。


栗原玉葉 『春宵』


休職中ですが、やはりとても嬉しい思いでした。


上村松園 『春の野図』


“純白の振袖„という言葉が出ていますが、こちらからその言葉を聞くと、白無垢の花嫁衣裳を思い起こします。恐らく白地に金糸の入った振袖でしょう。


鏑木清方 『花ざかり』

シロガネの働いている工場では純白の振袖という言葉は聞いたことが有りません。白地というのが、一般です。白地の手振、振袖、付下、訪問着、四つ身とかそういう風な呼び方をします。


栗原玉葉 『福寿草』


白地の振袖を敬宮様がお召しになった姿を想像すると、最初は、皇后様がご成婚の時に召された白地に熨斗目柄の振袖を思い浮かべました。


皇后様が白地の振袖をお召しになられたのは、この時だけだと記憶しておりますので、皇后様から譲られたこちらの振袖をお召しになって、同窓会に画面越しから出席されたのだろうかと思いました。“ママ振„という言葉も最近はありますし。しかし・・・・



この振袖は十分華やかで美しいのですが、同窓会で着られるのは、いささか重いような柄と豪華さです。


伊藤小波 『秋の夜』

振袖には金糸も金箔も入っているのが、当たり前ですから、宮様がお召しになった振袖をアレコレと想像してしまいます。


池田焦園 『秋の思い出』

こちらは某会社で作られた数々の白地の振袖です。


















最近は柔らかい色よりも、寒色系のシックな色が良く売れているという事です。


鏑木清方 『土筆摘み』



ランキングに参加中です。ご支援お願いします。

コメント一覧

私も着物を作る側に少々おりましたので、こちらのブログを楽しみにしております
白の振袖は珍しいですよね
報道では同窓生の証言として白に金の模様というあやふやなものだったので、帯は?帯揚は?まさか半襟も白を重ねたわけじゃあるまい?お母様に倣って扇子を正面にぶっ刺したんじゃないだろうねと脳内小姑が騒ぎました
これから愛子さんも公務をなさる、はず、ならば着物もつくらなければね、楽しみにしてますよ、手ぐすね引いて
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「令和の皇室」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事