就労ビザの特定技能1号と日本語学校への留学スタイルとの綱引き
これは、繰り返し述べてきましたが、外国人労働者向けの理想的な優遇策が取られている特定技能1号の方が、一歩一歩と前に進み出て、今年の初めに感じられたよりも、数カ月の経過後の今では、既に、ほぼ勝負がついているのかもしれません。
そこで、この新しい動きに機敏に対処するため、特定技能1号に関与するビジネススタイルをいち早く採用しましょう。
それは、「登録支援機関」の設置・運営への準備のスタートですし、外国人の日本での就労希望者を、日本の企業に繋いでいく合法的なルートや手段の開拓です。
ここでは、矢張り、日本語学校に代わる「登録支援機関」での日本語教育が、外国人向けの生活支援の中心になりますから、日本語教育の効率向上を目指しての、教え方の一段の工夫・改善が必須です。
また、外国人が病気やけがをしたときの病院への案内と医師や看護師との間での通訳も必要になってきますから、外国人の母語か又は英語での医療通訳の準備も必要です。
「登録支援機関」の為すべき業務は多岐に亘り、かつ高度なレベルのもの迄含まれますが、日頃から、それらへの準備さえしっかりしておけば、いざとなっても困りません。
以上のような役割を果たす「登録支援機関」の設置を望み、今後申請する予定の企業や学校は、全国でかなりの数、一説には1千件辺りかという声も聞かれますが、そこまでは疑問です。
今春に行われた船井総研の「職業紹介事業者」向けの大規模なセミナーでは、「登録支援機関」の業務はかなり高度なため、うっかり手を出すとやけどを負うので、設置申請は止めておいた方が良いとかなり強い調子でアドバイスされていました。
ただ、日本語教育が本来の中核事業である日本語学校では、逆にかなり接近しやすい事業ではないかと思います。
更に、日本語学校への就学ビザでの来日傾向が、特定技能1号の影響で軟化していると言っても、日本が得意とする産業や文化領域についての高度なレベルの技能や知識については、各地にそれなりの専門学校が多くあり、この方には海外の若者たちの目も足も向かうでしょう。
そこで、この種の専門学校と提携して、その教育業務の一分野、日本語や日本文化の指導講座への日本語教師の派遣などは、大いに推奨されます。
現にCJA日本語学校では、開講当初の4月から、教員達が、近隣の専門学校さんに、そういった種類の講座レッスンのお手伝いに行っています。
ということで、近隣の専門学校さんと仲良くお付き合いをすることは、極めて有効なビジネスにつながることになります。
CJA日本語学校のこの体験例が、日本語教師や日本語学校の今後のピンチを救う一つのモデルになるのではないかと想像しています。
令和1年5月20日 月曜日
CJA日本語学校:岡村寛三郎
政府2省認可:協同組合クラブ・メデカルツーリズム・ジャパン
これは、繰り返し述べてきましたが、外国人労働者向けの理想的な優遇策が取られている特定技能1号の方が、一歩一歩と前に進み出て、今年の初めに感じられたよりも、数カ月の経過後の今では、既に、ほぼ勝負がついているのかもしれません。
そこで、この新しい動きに機敏に対処するため、特定技能1号に関与するビジネススタイルをいち早く採用しましょう。
それは、「登録支援機関」の設置・運営への準備のスタートですし、外国人の日本での就労希望者を、日本の企業に繋いでいく合法的なルートや手段の開拓です。
ここでは、矢張り、日本語学校に代わる「登録支援機関」での日本語教育が、外国人向けの生活支援の中心になりますから、日本語教育の効率向上を目指しての、教え方の一段の工夫・改善が必須です。
また、外国人が病気やけがをしたときの病院への案内と医師や看護師との間での通訳も必要になってきますから、外国人の母語か又は英語での医療通訳の準備も必要です。
「登録支援機関」の為すべき業務は多岐に亘り、かつ高度なレベルのもの迄含まれますが、日頃から、それらへの準備さえしっかりしておけば、いざとなっても困りません。
以上のような役割を果たす「登録支援機関」の設置を望み、今後申請する予定の企業や学校は、全国でかなりの数、一説には1千件辺りかという声も聞かれますが、そこまでは疑問です。
今春に行われた船井総研の「職業紹介事業者」向けの大規模なセミナーでは、「登録支援機関」の業務はかなり高度なため、うっかり手を出すとやけどを負うので、設置申請は止めておいた方が良いとかなり強い調子でアドバイスされていました。
ただ、日本語教育が本来の中核事業である日本語学校では、逆にかなり接近しやすい事業ではないかと思います。
更に、日本語学校への就学ビザでの来日傾向が、特定技能1号の影響で軟化していると言っても、日本が得意とする産業や文化領域についての高度なレベルの技能や知識については、各地にそれなりの専門学校が多くあり、この方には海外の若者たちの目も足も向かうでしょう。
そこで、この種の専門学校と提携して、その教育業務の一分野、日本語や日本文化の指導講座への日本語教師の派遣などは、大いに推奨されます。
現にCJA日本語学校では、開講当初の4月から、教員達が、近隣の専門学校さんに、そういった種類の講座レッスンのお手伝いに行っています。
ということで、近隣の専門学校さんと仲良くお付き合いをすることは、極めて有効なビジネスにつながることになります。
CJA日本語学校のこの体験例が、日本語教師や日本語学校の今後のピンチを救う一つのモデルになるのではないかと想像しています。
令和1年5月20日 月曜日
CJA日本語学校:岡村寛三郎
政府2省認可:協同組合クラブ・メデカルツーリズム・ジャパン