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高松で社会人3年目を送る人の日記
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ヨーロッパ・フットボール三昧の旅 5日目 ひたすらロンドン観光!

2009年06月27日 22時10分09秒 | ヨーロッパ・フットボール三昧の旅! 09春
 
 2009年3月2日。ロンドン・セントラルというユースホステルの、とある6人部屋の2段ベッドの下段にて迎えたロンドン5日目の話。

 この部屋に泊まった人の中では一番遅くに寝たはずなのに、起きたのは一番早かった。みんな寝すぎ。準備して出発!この日はプレミアリーグはお休みで、終日ロンドンを気ままに観光!の予定だった。

 まずは近くのカフェでサンドイッチ&カプチーノの朝食。そういえば、前日にデジカメが調子悪くなっていた。写真を撮ってもなにやら色彩が薄いし、横線がたくさん入る。この日も起動させて撮ってみたけど・・・変わらず。うーむ・・・壊れた?


↑デジカメが壊れた・・・?(前日夜の写真)

 しかし!非常に慎重な性格である僕は、なんとデジカメを2つもロンドンに持ち込んでいた。「なんでデジカメ2つもいるんだ」「重くなるだけだ」と、家族に借りるときに散々文句を言われつつも、もしもデジカメを壊したりなくしたりしたときのために予備を持ってきていた。「備えあれば憂いなし」とはまさにこのこと。2つ持ってきてよかった・・・。

 というわけで、「ここからは写真なしの文章だけ」という事態は免れた。家族から借りたデジカメを持って、まずはウエストミンスター寺院へ行ってみることにした。


↑ウエストミンスター寺院入り口

 ウエストミンスター寺院に到着したのは午前10時ちょっと前。10時開門らしく、入り口にはすでにたくさんの観光客が並んでいた。

 定刻どおりに開門して、入場料12ポンド(=1700円。高い!)を払って中へ。入り口で日本語のオーディオガイドを借りて見学スタート。

 ウエストミンスター寺院は、いくつかの教会が集まって今の姿になったらしい。寺院の中はいくつかの部屋に分かれていて、それぞれの部屋にエリザベス○世のような墓が並んでいた。(適当な解説だな。)墓の周辺には「亡くなった人の子供たちが手をあわせる像」とか「亡くなった人の紋章が描かれた盾」などが飾られていて、それはそれは「文化の違いを感じるなあ」と思わせるものだった。

 進んでいくと、鮮やかなステンドグラスが印象的な教会に入った。ここは天井の彫刻がすっごい細かい!微細加工をこだわりぬいた感じ。思わず帰りにポストカードを買った。


↑ウエストミンスター寺院で買ったポストカード。天井の彫刻が細かい!

 さらに進んでいくと、ウエストミンスター寺院見学のメインである「戴冠のイス」に出くわした。最初は「ボロボロの古そうなイス」にしか見えなかった。けど、オーディオガイドによると、「14世紀に作られ現在も戴冠式の際に使われている、歴史ある貴重なイス」らしい。そう聞くと、「ほほう~700年の歴史があるイスか~」と感慨深くもなったりもした。これもポストカード購入。


↑700年の歴史がある「戴冠のイス」のポストカード

 さらに進んでいくと、「音楽の母」、「ハレルヤの作曲者」、そして「UEFAチャンピオンズリーグ入場曲の原曲を作曲した人」ヘンデルの像に出くわした。チャーーンピオーーーン!


UEFAチャンピオンズリーグ入場曲

 最後の方では、「ダイアナ妃の遺体が安置された場所」とか、理系大学院生にとって偉大な先人である「ニュートンの墓」や「ダーヴィンの墓」を目の前にしたときはやはり感慨深いものを感じた。「万有引力を解明したニュートンがここで眠っているのか・・・」と。

 「見学おわり」の出口を目の前にして、帰ろうかとも思ったけど、なんかもうちょっとゆっくり見てみたい気もして・・・「もう一回イス見よう!」と思いついて入り口付近まで逆走!じっくりイスを眺めて、その後も2周目の見学を楽しんで、結局2時間ほど気ままに見学して外に出た。自由すぎ。


↑ウエストミンスター寺院の出口


↑近くのロンドングッズを売る屋台

 昼食は、駅のファーストフードが集まる一角にあったフィッシュ&チップスの店に決定。ロンドンで初フィッシュ&チップスにトライ!


↑フィッシュ&チップス

 でかい!!そしてうまい!そしてかなり脂っこい・・・。フィッシュ&チップスとコーラの組み合わせはなんか自分の体に申し訳ない気がした。

 油と砂糖でお腹一杯になって(笑)、「よし、今日はミュージカルなるものを見てみるか」と決めた。日本でさえもミュージカルは見たことがない僕は、ミュージカルがどんなものなのかぜんぜん知らなかった。服装はジーンズで大丈夫か!?とも思ったけど、ガイドブックによるとカジュアルな格好でいいらしい。

 チケットは、「レスタースクエア」近くに “tkts” という、当日まで売れ残ったチケットを約半額で売るチケットオフィスがあるらしく(怪しい店ではない)、そこで買うのが一番お得なようなので、行ってみることにした。


↑ 当日まで売れ残ったチケットを約半額で売る店 “tkts”

 “tkts” の電子掲示板に、「当日券が売れ残っているミュージカルの一覧」がズラ~っと表示されていた。が、「ライオンキング」と「オペラ座の怪人」くらいしか知らない僕は、「ミュージカルってこんなに種類あるのか・・・」と感心してしまった。

 一覧を眺めていると、「レ・ミゼラブル」で目が止まった。「お、聞いたことある・・・。」

 そして「レ・ミゼラブル」に即決。“tkts” の店員が「これはいい席だよ~」と言ってくれて、55ポンドするチケットを30ポンドで買えた。


↑手に入れたレ・ミゼラブルのチケット

 「レ・ミゼラブル」の劇場は “tkts” の近くのようだったので行ってみることにした。


↑レ・ミゼラブルの劇場「クイーンズ・シアター」

 ミュージカルというのは一つの劇場で毎日同じ公演しているのか。それで毎日客が入るのか?とも思うけど、観光客がたくさんいるから大丈夫なのかな?

 「レ・ミゼラブル」は夜7時半スタート。まだまだ時間があるのでロンドン観光再開。次は英国王室の宮殿、バッキンガム宮殿に行ってみるか、と決めた。


↑バッキンガム宮殿前の噴水

 バッキンガム宮殿はとにかく敷地が広~い。京都人に言わせるなら、「ロンドンの御所」だな。バッキンガム宮殿前では、衛兵がビシッと立っていた。


↑宮殿前でビシッと立つ衛兵

 あまりにビシッと立っていてピクリとも動かないので、「これ人形か?」とも思ったけど、しばらく見ていたら動き出した。


↑基本立っていて、時々動き出す衛兵。ひまそう・・・。

 ももを高く上げて、カツッ、カツッ、と音を立ててロボットのように歩き出した。「俺たち厳しく鍛えられてます!」って感じだった。


↑バッキンガム宮殿の立派な門。観光客は柵の隙間から衛兵の様子を眺めていた。

 周辺はバッキンガム宮殿の他にもいくつかの宮殿が並んでいた。バッキンガム宮殿前の大きな通りを歩いて、他の宮殿も見てみることにした。


↑バッキンガム宮殿前の広~い通り

 他の宮殿も同じく立派。そしてどの宮殿の前にも必ず衛兵がいた。バッキンガム宮殿に比べると、他の宮殿は観光客が少ない。中には観光客が僕しかいない宮殿も。

 見ている人が僕だけでも、宮殿前の衛兵はサボることなくビシッと立ち、時々規則正しく行進していた。そんな衛兵をしばらく見たり写真撮ったりしていた。衛兵の心の中は「見るなよ。撮るなよ。あっち行けよ。」だったに違いない。


↑見ている人が僕だけでも、サボることなく行進する衛兵。

 バッキンガム宮殿周辺には「グリーン・パーク」という広大な公園が広がっていて、たくさんの人々が散策を楽しんでいた。3月の頭だからまだまだ咲いている花は少ないけど、ところどころにきれいな花園が広がっていた。


↑広~いグリーン・パーク


↑ところどころに咲いている花

 そして歩き回って足が疲れた。バスの窓から座ってロンドンの街を眺めてみたくなった。というわけで、グリーン・パークを横切って午前中に見学したウエストミンスター寺院近くのバス停へ。

 適当に “Waterloo” 行きの2階建てバスに乗り込んだら、運良く2階の一番前の席に座れた。そして、バスはウエストミンスター寺院、ビッグベンを通り過ぎて行った。


↑2階建てバスの一番前の席から見るウエストミンスター寺院とビッグベン

 やはり2階建てバスは眺めがいい。


↑2階建てバスの一番前の席から見るビッグベン

 しばらく車窓からの景色を楽しもう、と思っていたら・・・バスの目的地 “Waterloo” はビッグベンのすぐ近くで、あっという間に終点に到着してしまった。

 仕方なく降りて、同じ路線の逆方向のバスに乗り込んだ。“Waterloo” が始発駅なので、また2階の先頭に座れた。再びビッグベンに向かってバスは出発!


 ↑すんごい逆光のビッグベン

 また車窓からビッグベン、ウエストミンスター寺院を眺めることができて満足。バスは市街地を進んでいった。


↑レンガ造りのロンドンっぽい建物が続く道


↑ロンドンは白い建物が多い気がする

 そして・・・バスがたどり着いたのはチェルシーの本拠地、スタンフォードブリッジ!また来てしまった!「次はスタンフォードブリッジに止まります」に電子掲示板が切り替わった瞬間、本能で「次で降りるか」と思ってしまった。


↑またやってきたスタンフォードブリッジ

 スタンフォードブリッジに着くと、自然とチェルシーメガストアへと足は進んでいった。


↑またチェルシーメガストア

 また長い時間メガストアをさまよい、結局ランパードのフィギュアを買って出てきた。さあ、そろそろミュージカルを見にレスタースクエアに行くか、と決めた。

 途中、レスタースクエアへ向かう地下鉄が動いていなくて、大回りさせられるトラブルはあったものの、なんとかレスタースクエアに到着。

 「レ・ミゼラブル」の劇場「クイーンズ・シアター」に行く途中、ギャーギャー騒ぐものすごい人だかりに遭遇。たくさんの人が写真を撮っていた。人だかりの向こうに誰か有名人がいるらしい。手を高く上げて写真を撮ってみたけどよくわからず。


↑だれか有名人がいるのかな?

 結局何の人だかりかわからず通過。誰だったんだろう。そしてクイーンズ・シアターに到着。


↑クイーンズ・シアター

 席は1階の真ん中らへんのすごく見やすいところだった。ほぼ満席。

 開始の時間になると、暗闇の中いきなり
“Look down! Look down!!” 
という迫力ある歌が始まり、「レ・ミゼラブル」スタート。


↑劇場で買ったプログラム

 生の歌はものすごく迫力がある。演技や演出も細かいところまで、すごいこだわり。ただ・・・英語が聞き取れずまったく内容についていけない。昔、「ああ無情」を本で読んだはずだがほとんど内容は覚えていなかった。

 10歳ぐらいの子役も見事な歌を披露してくれた。人が建物から飛び降りる場面も、背景を動かすことで見事に演出していた。戦争に敗れて全滅する様もほんとに見事だった。ただ・・・役者が何を言っているのかはぜんぜんわからん・・・。

 大勢の観客が「ハハハッ!」と笑いに包まれる場面でも、僕一人「え?なになに?」て感じだった・・・。

 最後、壮大な結婚式が始まり、ものすごく盛り上がってミュージカル終了。そして観客のスタンディング・オベーションと共に役者全員が出てきてあいさつして終わった。

 うーむ・・・英語が聞き取れたらもっと楽しめただろうな・・・というのが正直な感想。それからもっと「レ・ミゼラブル」を予習して臨むべきだった。なにやら敗北感を感じつつ、10時半頃クイーンズ・シアターを後にした。まあ、本場のミュージカルを見られたのはよかったかな。

 11時半頃、ロンドン・セントラルのユースホステルに戻った。部屋に入ると・・・すでに消灯。4人ぐらいがスースー寝ていた。まあ、前日9時に帰ってきた時点で消灯していたから予想してはいたが。またベッドの小さいライトを頼りに、こそこそ着替えたり携帯の充電器を探したりした。

 翌日は、ロンドンからリバプールに移動して、リバプールを観光した後、プレミアリーグ3試合目、リバプール vs サンダーランドを観戦する予定だった。また、「いい試合になってくれよ!」と願って寝た。

(5日目終了)


~この日使ったお金~(=1ポンド140円)
・ 朝食のサンドイッチ&カプチーノ 5ポンド
・ ウエストミンスター寺院入場料 12ポンド
・ ポストカード2枚 0.8ポンド
・ 昼食のフィッシュ&チップス 6.8ポンド
・ レ・ミゼラブルのチケット 30ポンド
・ ランパードのフィギュア 4ポンド
・ 夕食のサンドイッチ&コーヒー 5ポンド
・ レ・ミゼラブルのプログラム 3.5ポンド
計67.1ポンド


つづく~。


「ヨーロッパ・フットボール三昧の旅」(2009年2月26日~3月12日)
1日目   : 「いざ、ロンドンへ!」
2日目   : 「まずはロンドン観光!」
3日目前 : 「大英博物館見学してからスタンフォードブリッジへ」
3日目後 : 「チェルシー vs ウィガン観戦!」
4日目   : 「ウエストハム・ユナイテッド vs マンチェスター・シティ観戦!」
5日目   : 「ひたすらロンドン観光!」
6日目前 : 「ビートルズストーリー」
6日目後 : 「リバプール vs サンダーランド観戦!」
7日目前 : 「マシューストリートとポートベリーマーケット」
7日目後 : 「トットナム vs ミドルスブラ観戦!」
8日目   : 「スタンフォードブリッジとロンドン塔」
9日目   : 「旅も後半、ロンドンからローマへ」
10日目  : 「ローマ街歩きとローマ vs ウディネーゼ観戦」
11日目  : 「ナポリ戦見られず・・・夕方のナポリ散歩と絶品ピザ」
12日目  : 「ポンペイとスパッカ・ナポリとナポリの夜景」
13日目  : 「カプリ島とアマルフィ海岸とポジターノ」
14日目前 : 「ローマ最後の観光とお土産探し、そしてオリンピコへ出発!」
14日目後 : 「ローマ vs アーセナル観戦!」
15日目  : 「ついに迎えてしまった帰国の日」


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