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高松で社会人3年目を送る人の日記
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ヨーロッパ・フットボール三昧の旅 8日目 スタンフォードブリッジとロンドン塔

2009年11月11日 20時18分52秒 | ヨーロッパ・フットボール三昧の旅! 09春

 2009年3月5日。ロンドン、“Victoria” のとあるホテルの一室にて迎えたイギリス8日目、ロンドン観光最終日の話。この日は、まずチェルシーの本拠地「スタンフォードブリッジ」のスタジアムツアーに参加し、その後ロンドン観光の目玉「ロンドン塔」を見学しに行こう!と計画していた。

 「さあ、またスタンフォードブリッジ行くか!」 地下鉄 “Victoria” 駅から「ウィンブルドン行き」に乗って、途中の “Fulham broadway” で下車。駅から徒歩3分でスタンフォードブリッジ到着。


↑ またやってきたスタンフォードブリッジ

 まず、たくさんのチェルシーグッズを揃えたメガストアに入り、スタッフに「今日のスタジアムツアーに参加できますか?」と聞くと、“OK” の返事。予約で一杯の日もあるようなので、一安心。

 スタジアムツアーのチケットを買って、始まるまでは「チェルシーミュージアム」なるものを見学。そんなに大きくはないけれど、試合で使われたユニフォームや本物のトロフィーなどなど、なかなか興味深い展示品がズラリ。


↑ 1957年のチェルシーのチケット。相手はソビエト軍???


↑ ツェフのユニフォーム、スパイクと・・・


↑ ツェフのフェイスガード。「これをつけて幾多の試合を戦ってきたのかー!」

 チェルシーのゴールキーパー、ツェフは数年前の試合中の事故以来、フェイスガードをつけてプレーしている。フェイスガードをつけたツェフのプレーをしょっちゅうテレビで見てきたから、「これが本物かー!」としみじみと感動した。

 「さあ、もうすぐツアーが始まる時間だ。」スタジアムツアー入り口へ。


↑ 「スタジアムツアー入り口」・・・だと思っていた場所

 ところが、ツアー開始時間が近づいてもぜんぜん人が集まらない。おかしいのでスタッフに「ツアー集合場所ここ?」と聞いてみると、「ここじゃない、もう別のところからスタートした。」との返事。「なにーーっ!?」

 でも、そのスタッフはやさしい人で、“No problem.” と言ってくれて、関係者専用通路を通してくれて、なんとかツアーに無事合流できた。ありがたい。それにしてもどんくさい。

 まずは、試合後の記者会見を行う部屋へ。


↑ 記者会見の部屋

 なるほど、試合後のコメントはここで発信されるのか。

 次は、アウェイチームが使用するロッカールームへ。


↑ アウェイチームのロッカールームの説明をするガイドさん

 意外に質素な感じ。ガイドさん「この部屋をマンチェスター・ユナイテッド、リバプール、アーセナル、ユベントス、インテル・・・の選手たちが使用したんだよ。」「おお~。」

 その次は、チェルシーの選手が使うロッカールームへ。


↑ きれいなロッカールーム


↑ アウェイチームのロッカールームとは明らかに差がある。

 ガイドさんの説明によると、テリーの背番号26は、「フランチェスコ・ゾラ25に続く選手」という意味が込められているらしい。へぇ~。その他にもたくさんのマニアックな話を聞かせてくれたけど、残念ながら詳しくは聞き取れず・・・。

 つづいて、ピッチへとつながる選手入場門へ。ツアー参加者はみんな選手になりきって、サッカー選手がよくやる体を温める動作をして盛り上がったり。


↑ 選手入場門!

 入場門をくぐるとピッチは目の前。


↑ 美しいスタジアムだなあ。


↑ スタンフォードブリッジの芝


↑ コーナーキックのところ

 ピッチ沿いを自由に歩かせてくれて、ピッチレベルの視線を満喫。

 次は2階ゴール裏スタンドに上って着席。


↑ ゴール裏2階席からの写真。これは試合が見やすそうな席。


↑ 芝育成中

 芝は特殊なライトに照らされて育成中らしい。毎年チャンピオンズリーグに出場するチェルシーは試合数が多くて芝が痛みやすいから、芝の管理にはかなりお金がかかっているらしい。へぇ~。

 これにてスタジアムツアー終了。ガイドさんと握手してさよなら。スタンフォードブリッジを間近で見ることができてよかった。連日訪れたスタンフォードブリッジにもさよなら。

 時刻は昼過ぎ。ロンドン最後の昼食はやはりフィッシュ&チップスにしよう!前日ノッティングヒルで見たフィッシュ&チップス専門店が気になったので、そこで食べることに。

 地下鉄に乗って、“Notting Hill Gate” へ。フィッシュ&チップス専門店へ行き、店員に「フィッシュ&チップスプリーズ!」と言うと、「店内で食べるなら9ポンド(約1300円)、テイクアウトは6ポンド(約850円)」との返事。迷わず「テイクアウト!」というと、店員のおじさんは笑っていた・・・。

 大きい箱に入れてもらって、近くのケンジントン・ガーデンズという広大な公園のベンチに座って食べることに。


↑ フィッシュ&チップスの箱


↑ すごいボリューム

 本場のフィッシュ&チップスうまい。そして量が多い。公園内をジョギングする人が次々僕の前を通過していく中、一人でもくもくと食べ続けた笑。

 食後は散歩。広大なケンジントン・ガーデンズを横断して、ロンドン中心部「ピカデリー・サーカス」周辺まで散歩。


↑ ピカデリー・サーカス周辺の、白い建物が並び赤いバスが行き交うロンドンらしい風景

 歩いていたら、突然道行くおじさんに「ピカデリー・サーカスまで歩いて何分ぐらいかかるか?」と聞かれた。おおお、よりによって僕に聞くか・・・。地下鉄で1駅分ぐらいなので、“About 5 minutes on foot” (歩いて5分ぐらい)と答えると、「君の英語はすばらしいね!」とか言ってほめてくれた。なんかうれしい。

 その後もピカデリー・サーカスに着くまでいろいろ英会話。「日本と韓国はどちらが人口多い?」と聞かれて、たしか韓国は5000万人ぐらいだったような気がして「多分日本。」と答えると、「それあってる?あってたら100ポンドあげるよ!」とか言っていたけど、確かめる方法もなく、結局100ポンドもらえずピカデリー・サーカスでおじさんにさよならした笑。


↑ ピカデリー・サーカス

 さて、次は最後にとっておいたロンドン観光の目玉、「ロンドン塔」へ行こう。ピカデリー・サーカスから地下鉄で “Tower Hill” 駅へ。

 ロンドン塔の入場券は17ポンド(=約2400円)で、さらにオーディオガイドに3ポンド(=約500円)かかって、見学に3000円ほどかかった。高~い。3000円分しっかり見学するぞ!


↑ ロンドン塔入り口

 入り口では手荷物検査。まあ、問題ないだろうと思ってかばんの中を見せたら、検査員のおばさんがチェルシーメガストアでもらったロゴ入りの袋を見て、人差し指を左右に動かしてチッチッチッと「これダメ」のポーズ。

 「え、なんか持って入ったらダメなもの入っていたかな?」と思ってびっくりしていたら、おばさんから “Do you support Chelsea ?”(あなたはチェルシーファン?)との質問。“Yes!” と答えると、おばさんは不機嫌そうな顔をして、「なんであんなチーム応援するの?」みたいなことを言われた笑。そして、苦笑いしながら入場を許可された。イングリッシュ・ジョークや。

 ロンドン塔に一歩踏み入ると、そこは「中世の石垣の街」といった感じ。


↑ 「中世の石垣の街」

 ガイドに従って水門や役人の寝室などをじっくり見学して、ロンドン塔の中央に立つ「ホワイトタワー」へ。


↑ ホワイトタワー

 ホワイトタワーが建設された当時は、この建物が周辺でダントツで高い建物だったらしい。へぇ~へぇ~。

 次は、数々の歴史的人物の牢獄の場となったという建物へ。


↑ 奥の茶色の建物が牢獄

 囚人が捕らわれていた部屋などを見学。壁には、囚人が苦しみながら刻んだというメッセージがそのまま残っていて、悲惨な暗い雰囲気の漂う部屋だった。

 そんな悲惨な歴史を見学した後は一転、豪華な宝石や装飾品が収められた「ジュエル・ハウス」へ。


↑ ジュエル・ハウス

 ジュエル・ハウスは、夏場などは相当混み合うようで、並んでいる人が退屈しないようにビデオが設置されていた。ただ、今は冬場の閉館時間間際で、館内ガラガラ。夏場には長蛇の列ができると思われる細長い通路をぐんぐん突き進みながら、あっという間に重さ2トンあるという重厚な門をくぐって見学スタート。警備はかなり堅いみたい。

 見学をスムーズにするためか、ゆっくり進むベルトコンベアに乗って宝石や装飾品を次々見ていくシステム。世界一大きいというダイヤモンドや、でっかいサファイアがついた剣や、エリザベス女王の王冠などなど、信じられないぐらいの価値がありそうな宝石や装飾品を次々見ていくことができた。どれも光ってキラキラだった。


↑ ロンドン塔内の風景

 ジュエリー・ハウスを最後にロンドン塔見学おわり。2時間ちょっとかけて、ゆっくり気ままに見学した。さすが一人旅。


↑ さらば、ロンドン塔

 ロンドン塔の次は、最後にもう一回2階建てバスに乗ってロンドンの街並みを眺めておくことにした。2階の先頭に座りたいので、始発駅の “Waterloo” へ。

 寒いのになかなかバスが来ないので、カフェでホットチョコレート飲んで休憩したりして、日が暮れ始めた頃ようやくやってきた211番のバスの2階先頭に座って “Waterloo” 出発。


↑ また2階先頭に座れた!

 バスはライトアップされたビッグ・ベンを通り過ぎていった。


↑ ビッグ・ベン通過

 ビッグ・ベンを過ぎると、街並みを眺めるはずだったのにバスの心地よい揺れに誘われてうつらうつら。気づくと、またスタンフォードブリッジまでやってきてしまった。本当に何回目?

 そろそろ夕食の時間。ロンドン最後の夜。今まで、サンドイッチなど安いものしか食べてこなかったから、最後ぐらいいいもん食べようと決め、しばし「地球の歩き方」でレストラン検索。そして、“Covent Garden” にある “Porters” という店に決定。


↑ おしゃれなレストラン“Porters”

 メニューを見て、“Stake Pie”(ステーキパイ)なるものを注文。


↑ “Stake Pie”

 パイの中には、煮込んだビーフが入っていて、マッシュポテトと一緒に食べるとすごくおいしかった。店員さんも、一人でもくもくと食べる僕に “Do you enjoy?(おいしい?)” と笑顔で聞いてくれたりして、とてもいい時間を過ごすことができた。ありがとう、“Porters”。

 最後の食後のロンドンの散歩。またビッグ・ベンまで歩くことに。


↑ ロンドン・アイを通って・・・


↑ またビッグ・ベンにやってきた

 記念写真を撮ろうと通りがかりの人に頼んで撮ってもらったら、シャッターを押した瞬間にちょうど高さのあるトラックがやってきて、トラックと僕の記念写真になってしまった、なんてことがありながら最後のビッグ・ベン観光もおしまい。

 写真ではきれいに撮れない生のビッグ・ベンをしっかり眺めて地下鉄に乗ってホテルのある “Victoria” へ。

 ホテルに戻ってシャワーを浴びようとすると、さらにシャワーの出が悪くなっていて洗うのに苦労した。正直、“Gerogian House Hotel” はおすすめできない・・・。

 これにてこの日も終わり。そしてイギリス滞在も終わり、次はイタリアの旅へ。まず、翌日はロンドンからローマに移動する日。そして、チャンピオンズリーグ、ローマ vs アーセナルのチケットを買いに行く日。果たしてチケットは買えるかな?買えますように!!と願って寝た。

(8日目終了)


~この日使ったお金(1ポンド=約140円)~
・ チェルシースタジアムツアー 15ポンド
・ お土産用チェルシーグッズ 5ポンド
・ 昼食フィッシュ&チップス 6ポンド
・ ロンドン塔入場料とオーディオガイド 20ポンド
・ 夕食 “Stake Pie” 15ポンド
・ 新聞 0.3ポンド
計61ポンド

「ヨーロッパ・フットボール三昧の旅」(2009年2月26日~3月12日)
1日目   : 「いざ、ロンドンへ!」
2日目   : 「まずはロンドン観光!」
3日目前 : 「大英博物館見学してからスタンフォードブリッジへ」
3日目後 : 「チェルシー vs ウィガン観戦!」
4日目   : 「ウエストハム・ユナイテッド vs マンチェスター・シティ観戦!」
5日目   : 「ひたすらロンドン観光!」
6日目前 : 「ビートルズストーリー」
6日目後 : 「リバプール vs サンダーランド観戦!」
7日目前 : 「マシューストリートとポートベリーマーケット」
7日目後 : 「トットナム vs ミドルスブラ観戦!」
8日目   : 「スタンフォードブリッジとロンドン塔」
9日目   : 「旅も後半、ロンドンからローマへ」
10日目  : 「ローマ街歩きとローマ vs ウディネーゼ観戦」
11日目  : 「ナポリ戦見られず・・・夕方のナポリ散歩と絶品ピザ」
12日目  : 「ポンペイとスパッカ・ナポリとナポリの夜景」
13日目  : 「カプリ島とアマルフィ海岸とポジターノ」
14日目前 : 「ローマ最後の観光とお土産探し、そしてオリンピコへ出発!」
14日目後 : 「ローマ vs アーセナル観戦!」
15日目  : 「ついに迎えてしまった帰国の日」


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