2009年2月28日。午前7時半頃。ロンドン、セント・ポールのユースホステルのとある5人部屋にて。ロンドン3日目、ついにプレミアリーグ、チェルシー vs ウィガン観戦の朝を迎えた。
前日の夜「ライブに行く!」と行って出かけていったオランダ人の若者2人はいつの間にやら帰ってきていて、となりの2段ベッドで仲良く爆睡していた。起こさないようにそろ~っと準備を始めた。
・・・ら、僕の下段のベッドで寝ていた人が起きてしまった。あらら、気まずい。でも、気さくな中国の人で目覚めるなりいろいろ話しかけてくれた。けど、小声の英語が聞き取れるはずもなく、よくわからないうちに一緒に朝食を食べに行くことになった。
中国の人は僕と同じ年。名前も聞いたけど忘れちゃった。そして英語ペラペラ。僕の片言英語では言いたいことがなかなか言えない。このもどかしさはつらい。その中国の人は留学生で、ヨーロッパ中の大学を転々としているらしい。そんな留学初めて聞いた。
チェルシーは午後3時キックオフ。それまでは「世界最高の博物館」らしい大英博物館に行ってみることにした。中国の人もノープランの旅のようで、一緒に行くことになった。こういう友達ができるところはユースホステルのいいところだね。
しかしこの中国人、キャノンの高そうな一眼レフデジタルカメラを持っていて、「撮りすぎだろ!」と突っ込みたくなるくらい街中をパシャパシャ。当然歩くペースも遅くなるわけで、せっかち君の僕は「しまった、一緒に行くなんて言わなきゃ良かった・・・」と少し後悔。

↑ 大英博物館に行く途中に撮ったロンドンの街角
なんやかんやで大英博物館に到着。10時の開門と同時に2人で中に入った。

↑ 大英博物館 “The British Museum”
1階のロビー?は巨大な白い空間。「ふはー、これが大英博物館かー!」とまだ一つも展示品を見ていないのに感心してしまった。

↑ 大英博物館1階
1階のエジプトゾーンにある、象形文字解読の手がかりになったという「ロゼッタ・ストーン」が大英博物館の一番の自慢の品らしい。比較的混雑している博物館だが、ましてさらに人だかりができているところがあった。そこに「ロゼッタ・ストーン」が置いてあった。

↑ ロゼッタ・ストーン
何を隠そう、僕はサッカー、野球、ゴルフなどのスポーツ観戦には我を忘れて夢中になって感動したりするが、美術館や博物館にはほとんど興味がなく、すぐ退屈になって隅っこの休憩用のベンチに座り込んで、美術品を眺める人を眺める人間なのである。
ロゼッタ・ストーンを見て感動、興奮して震える人も多いそうだが、僕は「ほほう。なるほど、これがロゼッタ・ストーン」。・・・で終わってしまった。大英博物館は写真撮影OKで、ロゼッタ・ストーンは一日中観光客からフラッシュの光を浴びているようだった。

↑ ロゼッタ・ストーンの周りはいつも人でいっぱい
そして一緒に来た中国人も負けずにパシャパシャパシャパシャ・・・。だんだん面倒になってきて、適当に「3階のミイラ見てくる」と言って逃げ出した(笑)。
ユースホステルで仲間ができたのはうれしかったけど、ここまでお互いのペースが違うといろいろ面倒。やはり旅は一人で思うがままに巡るのが楽しい。一人旅最高。気づかせてくれてありがとう。(皮肉ではなく)
というわけで、3階のミイラゾーンにやってきた。ここはちょっとおもしろかった。まずはたくさんのミイラがお出迎え。

↑ たくさんのミイラ
自分の権力を見せ付けたかった人のミイラなのか(テキトー)、こんなに分厚いミイラも。

↑ ぶあついミイラ
自分のイケメンを後世に伝えたかった人のミイラなのか(もちろんテキトー)、珍しい自画像が描かれたミイラも。

↑ イケメンのミイラ
そしてミイラに飽きた(早!)。その後もいろいろ周ってみたけど、特に興味を抱くものもなく。しばしベンチに座り込んで、何か僕でも楽しめそうな展示はないかと入り口でもらったマップを眺めた。そしてなんとなくアメリカ・アフリカゾーンに行ってみることにした。
アメリカ・アフリカゾーンには民族衣装や装飾品、文化の違いを感じる絵画が多数置かれていた。そしてどこから運ばれてきたのか、大きなモアイがでーんと居座っていた。

↑ でーんとモアイ
思ったのは、展示品の歴史的背景を知らないとあまり楽しめないということ。後日、チェルシーの博物館でツェフのフェイスガードを見たとき、「うおー、これをつけて幾多の試合を戦ってきたのかー!」と本物を前にしみじみと感動した。それはツェフが数年前の試合中の事故以来、フェイスガードをつけて試合に臨んでいることを知っていたから。フェイスガードをつけたツェフのプレーをテレビでしょっちゅう見てきたから。けど、ツェフを知らない人がそのフェイスガードを見ても、「何このヘルメットの出来損ない・・・」で終わってしまうだろう。もっと勉強してから来ればよかった。
というわけで、ガイドブックに「要半日以上!」と書かれている大英博物館を2時間で後にした。まあ、ロゼッタ・ストーンを目の前で見たのはいい思い出になったかな。

↑ 目の前のロゼッタ・ストーン
ここで、前日に買ったチェルシーのスカーフをセント・ポールのユースホステルに置いてきたことに気づいた・・・。しまった、地元のファンと一緒にスカーフを掲げて “Blue is the color“ (チェルシーの歌)を歌いたいのに。とりあえず、セント・ポールに戻って昼食にすることに。
昼過ぎ、ユースホステルの部屋に戻ると、オランダ人2人がまだぐーぐーいびきかいて寝ていた・・・。

チェルシーのスカーフを手に、さあ出発。前日、セント・ポール大聖堂近くのスーパーで買ったサンドイッチがなかなかおいしかったので、また行くことにした。・・・ら、スーパー休みだった。そう、今日は土曜日。ヨーロッパは土日になるとほとんどの店が閉まる。デパートもお休み。平日働いている人はデパートに行く機会がない気がする。この辺、日本との習慣の違いを感じた。
結局、ロンドンのいたるところにある“EAT”というサンドイッチとコーヒーが売りのカフェでバーベキューサンドイッチなるものを食べた。まあまあの味。平日はビジネスマンや観光客でにぎわっているカフェが並ぶ広場も閑散としていた。

↑ 土日はカフェもお休みで閑散としている広場
昼食を食べて、ついにチェルシーのスタジアム、スタンフォードブリッジに行くことにした。もう待ちきれない!とセント・ポールの地下鉄の駅に向かった。
(3日目前半おわり)
この後のチェルシー戦は、画像が多くて10000文字超えてしまってアップできないので次回につづくーー。
気が向いたらまた見に来てください。m(__)m
「ヨーロッパ・フットボール三昧の旅」(2009年2月26日~3月12日)
1日目 : 「いざ、ロンドンへ!」
2日目 : 「まずはロンドン観光!」
3日目前 : 「大英博物館見学してからスタンフォードブリッジへ」
3日目後 : 「チェルシー vs ウィガン観戦!」
4日目 : 「ウエストハム・ユナイテッド vs マンチェスター・シティ観戦!」
5日目 : 「ひたすらロンドン観光!」
6日目前 : 「ビートルズストーリー」
6日目後 : 「リバプール vs サンダーランド観戦!」
7日目前 : 「マシューストリートとポートベリーマーケット」
7日目後 : 「トットナム vs ミドルスブラ観戦!」
8日目 : 「スタンフォードブリッジとロンドン塔」
9日目 : 「旅も後半、ロンドンからローマへ」
10日目 : 「ローマ街歩きとローマ vs ウディネーゼ観戦」
11日目 : 「ナポリ戦見られず・・・夕方のナポリ散歩と絶品ピザ」
12日目 : 「ポンペイとスパッカ・ナポリとナポリの夜景」
13日目 : 「カプリ島とアマルフィ海岸とポジターノ」
14日目前 : 「ローマ最後の観光とお土産探し、そしてオリンピコへ出発!」
14日目後 : 「ローマ vs アーセナル観戦!」
15日目 : 「ついに迎えてしまった帰国の日」