96時間シリーズのリーアム・ニーソン最新作映画。「ラン・オールナイト」を観賞
殺し屋として家族を捨てて生きるジミー。疎遠となっていた息子のマイクが、麻薬取引の現場に巻き込まれたことで、ジミーはNYをしきるマフィアのボスの息子を殺害。マイクとその家族を守るために、マフィア、警察、市民を敵にまわして戦うことに。
サスペンスアクションで評価の高いアンノウン、フライトゲームのジャウム・コレット=セラ監督と再びタッグを組んだ現在もっとも強いオヤジ。リーアム・ニーソンが96時間に匹敵するアクションと闇の殺し屋と生きる孤独な男を演じています。
初っ端から、予想できない結末にワクワクしながら、ことの顛末が明かされていく、手の込んだ演出と夜のニューヨークを舞台に繰り広げられるカーチェイスに様々なアクション。リーアム・ニーソンのアクション作品として代表作になると確信しました。
息子マイクには、近作ロボコップのジョエル・キナマン。二人を狙うクールな殺し屋には音楽、文学、映画と多彩な才能を放つコモン。マフィアのボスで親友でもあるショーンにエド・ハリスが演じキャストに渋い男たちが脇を固めているのも特徴。そのキャスティングが、全般に醸し出される夜の恐怖を増幅させているように感じました。
インディペンデント映画の宿命か、おそらく早期に終了となると思いますが、こうした作品がロングラン上映されるのを願うばかりです。