65オヤジのスタイルブック

島耕作がモテるワケ

元来、漫画を読まない僕は、アニメにもあまり興味を持たないのですが、青年漫画の一部に愛読書があります。

中でも、一番は、「課長島耕作」です。もともと弘兼憲氏史さんの作品は、社会の縮図を感じる作品が多く、ドラマ感覚で読んでました。

弘兼さんが、島耕作を人脈作りの観点から述べられています。

人脈づくりのタイプには、「プッシュ型」と「プル型」に分類できます。

プッシュ型は、自らが積極的にアプローチして人脈を作るタイプ。これは、趣味嗜好や利害関係で結ばれる場合多く、いわゆる組織内に生まれる派閥とも関係します。

若いうちは、プッシュ型で、誤解を恐れず積極的に人脈を広げることは、ビジネスには欠かせません。

プル型は、自分から動かず、一匹オオカミ的存在でありながら、個人の魅力で人を惹きつけてくタイプで、その人脈は、利害関係が少なく、信頼関係で結ばれます。

島耕作は、プル型で、彼が現在社長までのぼりつめたのも、プル型の上司や人脈で出世したのです。

そんんあ、プル型人間の島耕作が、なぜモテるのか?弘兼さんは、彼が「差別しない人間」と言うことを挙げられています。

性別や年齢、国籍や人種の違いにとらわれない。特定の価値観で相手を縛らない。差異を認めるから人に好かれる。

僕にとっても、重要なファクターだと思っています。年をとり、自分が生きてきた価値観だけにとらわれず、その差を認めながらの人と接する。等身大の人間像の目標、島耕作。まだまだ彼に学ぶことを多いなと、改めて感じました。


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