月曜日は、魅惑のエンターテイメントに釘付けになった人も多かっただろう。
もちろん、僕もそのひとり。
中国と言えば、雑技団や京劇など、世界に誇れるエンターテーメントがあるが、この千手観音もそのひとつとして挙げられるだろう。
そして、その演技を担うメンバーが障害者であることに驚嘆する。
耳が聞こえない人たちが、いかに音を感じ、演技を合わせることができるのか。その演技の秘密を番組で公開していたが、聴覚障害の人たちが、振動により音を感じ、演技を合わせるための行為が息にあることが明かされた。
なるほど、よく気持ちをひとつにすると言うけれど、その気持ちとは呼吸を合わせることであることを発見した。
そして、ひとつのものを失う事以上に、人はそれ以上の才能を神から与えられることを学んだ。
千手観音のメンバーは、音を失うことと引き換えに耳以外のすべての能力を常人よりもはるかに高く得ることができた。
そして、演じることの喜びと観衆の感動の笑みを得ることができる。
それは、至高の喜びなのかもしれない。
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