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小保方氏会見とマスコミ報道の本質

小保方晴子氏の会見を受けて、マスコミ報道が再燃してます。僕もあの会見を観てましたが、彼女は科学者の立場として、自身のミスを認めたうえで、STAP細胞の存在を改めて主張しました。

今回の会見を受けて、客観的な報道を組んで科学の立場から分析していた番組が昨日10日のNHKの「クローズアップ現代」だったと思います。番組は、論文に対する基本姿勢を多数の科学者からの調査分析から指摘し、STAP細胞の実験方法の公開を求めていました。

このことは、小保方氏の論文に対する稚拙さを指摘したうえで、STAP細胞に研究成果を切り離して論じている点で、僕のような素人でも理解できる見解でした。その点は、脳科学者の茂木氏の感想でも同様な意見がありました。

今回の報道は、以前の佐守河内氏の問題から端を発した、過剰なヒーロー報道が問題だと思います。小保方氏の報道でも、STAP細胞発見者から理系女子のヒロインへと報道が拡大。論文の改ざんが発覚すると、一転してダーティーヒロインとして報道。そして、彼女のスキャンダルへと発展する。本質からかけ離れていくマスコミの体質にも問題があると思えます。

一般的には、彼女から蒙る被害はないと思います。むしろ国費(税金)をつぎ込んでいる理化学研究所について議論すべきではないかと思います。そしてSTAP細胞の存在が証明され、役立つ日が来ることを願っています。


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