中学生3年生の時、クラスの友人と放課後、手製のヌンチャクでよくブルース・リーのマネをして遊んでいた。僕たち世代にとって、ブルース・リーは誰もが憧れた英雄でした。
先日、NHKのBS番組アナザースト―リーズ「“燃えよドラゴン”誕生 ブルース・リー 最後の闘い」を観て、ブルース・リーがなぜ今も世代を超えて愛されて英雄であるのかを改めて感じました。
1973年の8月に公開された映画「燃えよドラゴン」は、白人社会のハリウッド映画界においてアジア人初の主演作品で、ガンアクションやカーアクションが主流のアクション映画の中で素手に武器はヌンチャクと言う革命を起こした名作。
その名作が生まれる背景にブルース・リーの哲学が隠されていることを、彼の生い立ちやハリウッド進出までの苦労を親交のあった人や弟子の証言をまじえながら、人間ブルース・リーに迫る内容でした。
今も人々を魅了するブルース・リー。その後のアクション映画に多大な影響を与えたのみならず、その普遍的なものは彼の哲学にあることをしみじみと感じます。そのこに流れる哲学は、差別なき平等性と地球家族とも言うべき人間愛です。
燃えよドラゴンの公開と成功を観ることなく34歳の短い生涯を閉じたブルース・リーは、世代やジャンルを超えてアジアの巨人です。これからも彼の哲学は普遍的に語りつながっていくと思います。
ブルース・リーは永遠に。
ENTER THE DRAGON