2005年日本国際博覧会 愛・地球博 公式ガイドブック (日本語版)ぴあこのアイテムの詳細を見る |
愛知万博が好調だ!いろいろと問題があったこのイベントも、試行錯誤を繰り返し、自然の叡智のテーマのもと、工夫をこらした展示が人気を博している。
僕の印象では、大阪万博の頃と比べれても、決して派手さのあるものとは言いがたい。
反対派であった僕が、いざ開幕となり足を運ぶとその不思議な力に魅了されてしまい、既に3回も訪れている。(あと2回は行こうかな)
マンモスや宮崎アニメのサツキとメイの家、企業パビリオンなどの人気パビリオンをのぞいても、魅力的なパビリオンが多く存在する。
今回はそんな魅力的なパビリオンから僕が見たアート的なパビリオンを紹介したい。
先ずは、音楽を楽しみたいなら胡弓などの民族楽器を演奏が楽しめる中国館。
アルゼンチン館では、お金を出しても見たい世界一美しい(僕的には)踊り、アルゼンチンタンゴがなんと1時間ごとに上演されている。
本物のアートに出会いたいなら、イタリア館だ。古代ギリシャのブロンズ像「踊るサテュロス」が展示されている。
ギリシャ神話の森の精は青白い光を放ち神秘的だ。
映像が魅力的なのは韓国館。自然との共生を謳った3Dアニメーションの上映を中心に韓国アニメ文化のオンパレードだ。
意外だったのは、クロアチア館の海底から地上、そして空中へと観客を映像の世界へ導いていく。空中の観客と生活するクロアチアの人々と無言の対話ができる。凝った演出になっている。
ちなみに、イタリア館のサテュロスを見てクロアチア館へ移動がベストの選択です。
他にもマンモスラボのマンモスをしのぐロシア館の巨大マンモスやアフリカ共同館では世界最古の人類化石「ルーシー」など多くの人類の化石を見ることができる。
まさに歴史的アートのとも言うべき展示物が無造作に置かれているところがまたいい。
そのほかにも、藤井フミヤプロデュースの名古屋市パビリオン「大地の塔」は世界一の巨大万華鏡が美しい。
人気のパビリオンだが、入場までの間に、水や風で涼を呼ぶ工夫がなされ、市民から募集した切り絵が展示されていて切り絵を眺めながら待つのも楽しい。
万博に出かけた人も、これからの人も、アート的視点で万博を眺めるてみるとまた違う万博が見えてくると思います。