65オヤジのスタイルブック

メンズノンノモデルにみる俳優の系譜

男性ファッション誌の中で、メンズノンノのモデル出身の俳優は数多く存在します。

有名なところでは、阿部寛、大沢たかお、竹野内豊などが挙がりますが、他にも伊勢谷友介、反町隆史、村上淳、井浦新など、今では実力を兼ね備えた中堅俳優がそろっています。また、メンズノンノからメンズクラブのモデルを経た人もかなりの数に上り俳優となった面々は、ドラマのイケメン俳優はほぼ網羅しています。

最近では、現在とと姉ちゃんで常子の元恋人役を演じている坂口健太郎が、現役メンノンモデルとしてドラマに映画に主役または主役級の配役をこなし、引っ張りだこです。

また、坂口と並ぶメンノンの顔として活躍する柳俊太郎も、主役こそないものの、クローズEXPLODE以降、渇き、ストレイヤーズクロニクルに個性的な役どころを演じ、注目の若手俳優です。

メンノンモデルの俳優の系譜を観ると、今までの男性ファッション誌とは異なるモデル取扱い方が明らかに異なるように思います。それは、ポーズの取り方ひとつにも出ています。正面からとらえた写真によりモデル自身の存在感を高めている点でも、モデルが第一義となっています。スタイルされた洋服は第二義となり、モデルが主役となっているように思えるのです。それは、ウエッブマガジンのモデルの扱い方でも明白です。

女性モデルに比べ、明らかに需要が限られるメンズモデル。メンズノンノは、限られた需要を俳優の枠へと広げ、そのための戦略をモデル時代から作り上げた功績は大きく、老舗メンズファッション誌を向うに回しながら、新しいメンズファッション誌の方向性をこれからも築きあがていくと感じています。


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