オランダの巨匠、フェルメールの全37作品が一堂に並ぶ、フェルメール光の王国展が現在名古屋で開催中です。
世界に点在するフェルメールの全作品が名古屋で?疑問を持つのは当たり前です。実はすべて、リ・クリエイトと言われる特殊な印刷技術により再現された複製品が並ぶ展覧会です。
僕自身は、期間限定で作られた東京のフェルメールセンター会場で一足早く観覧していますが、その作品が名古屋で観れるのは、地元のフェルメールファンには必見の展覧会です。
しかしながら、その作品は、すべて原寸大で額縁も現在のものと同じ形で作られている精巧な複製品で、フェルメールが生きた当時の色を緻密に再現されています。作品の背景と大意はもとより、光りの画家と言われるフェルメールの作品を科学的に分析してフェルメールの謎に迫っています。
本物を観ずともフェルメールの作品の奥深さを知り、数少ない作品が再び日本に来た時に、また新しい発見を感じられるに違いない貴重な展覧会となると思います。