65オヤジのスタイルブック

映画・ヴィンセントが教えてくれたこと

ビル・マーレイとジェイデン・リーベラー主演の映画「ヴィンセントが教えてくれたこと」を観賞

 

北米4館で上映された作品が、口コミで広がり2500スクリーンで上映された本作。日本では、アメリカでのヒットもあって東宝系を中心に数多く上映されています。その魅力は、不良ジジイと気弱な少年の深い絆。今までにない人間関係が展開されています。

物語は、街の嫌われ者の老人ヴィンセントの隣にシングルマザーの息子オリバーが引っ越しきて、仕事で忙しい彼女に代わって、放課後にオリバーを預けるシッターをヴィンセントがすると言う内容です。

ヴィンセントは、呑む、打つ、買うの三拍子そろった不良じいさんで、しかも借金まで抱えている人物。オリバーを大人の世界に連れて行き、社会の手ほどき?をします。

そんな、彼にもそんな一面とは違うもう一つの顔があり、そのことが後半になって、彼を思わぬ方向に導いていきます。

ビル・マーレイ演じるヴィンセントの物おじすることなく、日々を楽しむ不良ジジイ振りに、ジョイデン・リーベラーの天才子役振りはラストでの感動シーンも含め見事な演技でした。また、ナオミワッツが身重の娼婦役として二人に関わるはちきれ感も最高です。

本作は、予告でヴィンセントにより成長していくオリバーの姿が中心に描かれていますが、原題のセイント・ヴィンセントにあるように、彼がなぜ聖人であるかが多くの時間を使って描かれていて、シンプルな内容の奥に深い感動が隠されていることを、これから観る方に教えておきたいと思います。


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「【映画・ドラマ・演劇】」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事