映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。今回は、ラージクマール・ヒラニ監督と、アーミル・カーンが再び組んだヒューマンコメディ―「PK」です。
きっとうまく行くの監督と主演が再び挑んだ作品は、前作を上回るスケールに笑いと感動を巻き起こす作品です。
留学先で失恋を経験して、インドに帰りテレビレポーターとして働くジャグ―。ある日、黄色いヘルメットをかぶり、ラジカセを掛けた奇妙な格好で黄色いチラシを配る男PKに出会い、彼をレポートすることに。神様を捜しているというPKに出会ったことで、ジャグ―とPKの運命が目まぐるしく進んでいきます。
宗教大国インドのタブーに挑んだ本作は、インド映画の特色である歌とダンスのミュージカルとインド社会の背景に鋭く迫るヒューマンドラマの二つの要素を巧みに組み入れながら2時間半のロング作品にも関わらず、ノンストップの笑いを取り入れ全編飽きの来ない作品に仕上げてます。また、リアルと想像の世界が同時進行で進む内容もインド映画ならではの演出です。
今の時代ワールワイドで、様々な作品の観賞が可能な今、インド映画が世界に巻き起こしているパワーは、今も変わらないと実感できました。