映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ今回は、今旬の俳優、西島秀俊主演の「ゲノムハザード ある天才科学者の5日間」です。
日韓共同で制作されたこの作品。監督は美しき野獣のキム・ソンス。原作は司城志朗。そして、主演は西島秀俊で、8割が日本のロケによりものです。
主人公石神が自宅に帰ると妻が殺害されている。動揺する彼の元へ殺害された妻から電話がかかり我に返る石神に、警察を装う謎の男たちに襲われる。謎の男たちから逃げながら、科学者と言う存在が上書きされていくことに。そこに、帰国間際韓国人女性記者を巻き込んで、上書きされた謎を追って逃亡するという内容です。
主演の西島の逃走劇によるアクションは見応え十分なのですが、そこに気を取られていると事件の謎が解明できないほど、科学者としての石神の過去が複雑に絡んできます。
この映画は、上書きされた記憶による失ってしまう妻との愛の記憶と未だ解明されていないアルツハイマー研究。この二つの問題を目を向けるとわかりやすかなと思います。
そんな問題を度外視しても西島秀俊ファンなら無条件に楽しめる映画であることは間違いないと思います。