パラリンピックの源流は、1948年にロンドン(イギリス)で開催された「ストークマンデビル・アーチェリー大会」にあるとされています。
1960年のローマ大会が正式なものだそうだ。
オリンピックと同じ会場で開催されるようになったのはソウル大会からでこのあたりから認知されるようになったと思う。
記録はともあれ、障害者がスポーツに挑むことは健常者よりもあらゆる点で優れた能力が必要だそうだ。特に技術の点ではすばらしいものがある。
今回の日本のメダリストたちは、そのハンデをばねに技術を磨いている。たとえば3個のメダルを獲得したスキー回転座位の大日方選手は、一本のスキー板を自在に操り直線的な滑りでタイムを縮めるテクニックを身に付けメダルを獲得した。
バイアスロンの小林深雪選手は、視覚障害のハンデを耳で的の中心を聞き分ける能力を磨き世界で1、2位を争う射撃の腕前を持つ。
健常者は、ある意味平均的な能力を持つが、潜在能力を引き出す力が出ない。
障害者は、ハンデを補うために正常な身体機能を引き出す潜在能力が高いのだろう。その潜在能力も想像を絶する鍛錬によって磨かれたものに違いない。
潜在能力を引き出す力の差が、トリノでのメダル1個と9個という結果に終わったと分析すれば納得がいく。
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