確かに長編小説を映画化するのは、とても難しいことだと痛感したが、要所を的確に掴み政治の論理、企業の論理、そして人間の論理を巧に絡ませ、その中に貫かれた家族愛を見事に描いていた作品だった。
主人公の恩地元の生き様は、本来誰もが貫き通したいと考える正義の象徴だ。
しかしながら、僕も含め、ほとんど人々は、色々なしがらみによりその信念を貫くことは困難だ。
しかし、スクリーンの彼の姿が誰もがもつ良心の代弁者として共感を生んだに違いない。
この映画により、眠ってた誰もがもつ崇高な正義をひょっとして蘇らせてくれるかもしれない。
※観客に年配の方(たぶんこの映画と同時期を生きてきた方だと思う)が多かったのだが、普段映画館に慣れ親しんでない方も多く私語や物を食べる雑音が多く、映画好きには異様な館内だった。もう少しマナーを守ってほしいものだ。
茶々丸オヤジ的には、ちょっと残念だった。
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