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映画 グッドバイ、バッドマガジンズ

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本日の映画レビューは、1週間限定の単館上映から口コミで拡大上映となった「グッドバイ、バッドマガジンズ」です。

舞台はある出版社、出版業界の第三極に位置する成人雑誌の編集局に中途採用された女性と編集者やライター、営業マンたち。ネットメディアの台頭による出版不況と東京オリンピック開催で起こった大手コンビニの成人雑誌撤去やコロナ感染拡大など、編集局に押しよせる苦難を描いてます。

出版業界の憧れを抱きながらも配属された未知の世界、理想と現実中でもがき続ける編集者や時代の波に取り残されたエロ業界の実態などかなりシビアに描きながらもエロを笑いで包み込んだ展開は飽きさせることなく小気味の良さがあります。振り返れば知らぬ間に消えていたコンビニの成人雑誌コーナー、その存在の有無に関しては関係者にも賛否両論があるようで、ビニ本発祥店でエロスの聖地といわれる「芳賀書店」や全裸監督で知られる村西とおる監督も出版業界の怠慢の結果だと述べていましたが、この点もちゃんとこの作品で示していてエロの本質も掴んでるなと思いました。ちょっと難しいこと言いましたが、エンターテーメント作品として最高の映画です。

今回の作品はスタッフ、キャストについて僕自身もおそらく観た人もほぼ知らないと思います。ちなみに社長役にはたけし軍団のグレート義太夫さんが出てます。またその過程から「カメラをとめるな!」のヒットを予測する人も多いですが内容としては実録ドキュメント的な作品なんで好みも分かれるかなと思いますが、テンポの良さと随所にささるセリフなど、シリアスとコミカルが同居する楽しい作品でした。機会があれば、ぜひ鑑賞してほしい映画です。

※こちらの動画は鑑賞後に楽しんでもらえると良いかな。


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