愛知県美術館で開催中のシャガール展を観賞。
今回の展覧会は、シャガールの大戦後に行われた、歌劇場や美術館、教会や病院など公共施設への壁画やタペストリ、ステングラスなどの作品制作にスポットを当てた展覧会です。
パリ・オペラ座の天井画に制作における数々の下図や制作風景やステンドグラスなどの商品、原画とタペストリの比較、モザイク制作と陶器や大理石、陶板などのオブジェ作品とシャガールの多彩な芸術の世界が一堂に会する展覧です。また、彼が舞台美術に携わったバレエ「ダフネスとクロエ」舞台衣装や背景画の下絵なども披露されています。
ロシア系ユダヤ人として、ナチスから逃れ亡命、旧約聖書やギリシャ神話をテーマに一貫して愛と平和を謳う作品を描き続けたシャガール。その愛ある人生をパブリック作品を通して感じられる展覧会でした。