映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。今回は、世界最高峰のサッカー選手・メッシの軌跡を語るドキュメンタリ作品「ＭＥＳＳＩ／メッシ－頂点への軌跡－」です。
今日未明8日にワールドカップ一次予選の正念場、シリア戦を日本代表が迎えますが、僕もすでに今回の作品で戦闘モードに入ってます。
FCバルセロナのエースとして現在活躍中のレオ・メッシ。彼の生い立ちを幼なじみのチームメートや家族、スペインにわたりバルセロナの下部組織時代の指導者やアルゼンチン元監督、さらにクライフなどの伝説の選手やイニエスタなどのバルセロナのチームメートなどの証言と生い立ちをたどることで、メッシの才能と魅力に迫ったドキュメンタリ―作品です。
メッシの生い立ちの中で、重要なカギとなったのは、サッカーファンあなら誰もが知っている成長ホルモン分泌異常による、多額の治療費の工面をバルセロナが負担したこと。
彼の成功への軌跡はバルセロナにより開かれたことは間違いのない事実で、活躍と共に移籍の危機に見舞われながらも、バルセロナへの恩に報いるために留まり続けるメッシの人間性は誰もが共感すると思います。アルゼンチンの英雄マラドーナとは好対照な存在であり、個人的にはマラドーナを超える存在だと思っています。
そんな、メッシの魅力を過去の映像や父の撮影による秘蔵映像と俳優を使ったストーリー展開をうまく組み合わせノンフィクション作品として昇華したドキュメンタリー作品を超えた内容になっていました。
瞬発的なスピードとテクニックで相手をかわすドリブル。キーパーの手の届かない場所に的確に放たれるシュート。さらに一流選手とのマッチングにより相乗効果を増すプレーなども、証言により容易に理解でき、サッカーファン以外にもメッシを通じてサッカーの魅力を感じられる作品です。
