映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。昨年、パリを舞台にタイムスリップで芸術家たちと交流する「ミッドナイトインパリ」が好評うを博したウッディ・アレンが、今回はロンドンに舞台を移して、ある家族の親子二世代に恋模様を描いたコメディー作品「恋のロンドン狂騒曲」です。
老夫婦の離婚をきかっけに、娘夫婦も加えた四組のカップルの恋の行方を、コミカルに描いたウッディ・アレン得意のラブコメです。
老夫婦の夫にアンソニーホプキンス。娘に、ナオミワッツ。その娘が恋に落ちる画廊オーナーがアントニオバンデラスが扮しするだけで、ウッディアレン作品には珍しい豪華競演。
老夫婦の夫は、年の差カップル、妻は占いに凝り、相手は他界した愛妻と交信をのぞむ非科学信者。娘の夫は、医師を捨て売れない小説家に転身。隣人のマリッジブルーの娘と恋仲に。
そんな四者四様の恋模様が、入り乱れながらラストへと進みます。そんな恋の行方を語ってしまうのは野暮なので、興味のある方は観てはどうでしょう。この濃い模様の結末は、ピュアな心で覗き見てみれば納得です。
ウッディ・アレン作品は、メリハリが少ないので好みが分かれるところですが、今回の作品はキャスティングと恋模様に「あるある」感があって楽しめる作品では思ってます。