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映画 パブリック 図書館の奇跡

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名優エミリオ・エステベス監督、主演の社会派ドラマ「パブリック 図書館の奇跡」を鑑賞してきました。

前回紹介した自閉症ケア施設を支える二人の男の奮闘を描いた「スペシャルズ」を社会派ドラマを紹介しましたが、今回は、公立図書館の職員が主人公の社会派ドラマを紹介します。

舞台は、アメリカオハイオの公立図書館。実直な図書館職員のスチュアートは、大寒波が襲ったある日、図書館を生活の一部として利用しているホームレスから図書館を占拠すると告げられホームレスの集団共に立てこもる状況に陥ってしまいます。

ホームレス集団は、大寒波により避難場所を失い仕方なく図書館を占拠したのですが、事態は、メディアと市長候補、警察により急変しスチュアートはホームレスを扇動する犯人に仕立て上げられしまいます。平和的な解決を願い、スチュアートは誰もが思いつかない奇策を考え出します。

スチュアートを演じたエミリオ・エステベスは、80年代の青春映画で活躍する名優でチャーリー・シーンの兄。本作が7本目の監督作品で監督、主演はもとより脚本も手掛けています。スチュアートと図書館の常連ホームレスたちのユーモラスな会話から始まり、図書館占拠から、彼の実直な人柄が共感を呼び事件解決へとテンポよく進む流れが面白く、演者の個性が色濃く残る作品でした。

日本では、到底考えられない状況もアメリカの歴史背景があればこそで、非常時での人間の尊厳を守ることがいかに大切かを感じる作品でもあります。

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