見出し画像

65オヤジのスタイルブック

つむぐけしき よむこころ 米山和子 祖父江加代子展

前回ご紹介した古川美術館の小山硬・玉屋庄兵衛展と同時開催で「つむぐけしき つなぐこころ 米山和子 祖父江加代子」展が別舘の爲三郎記念館で開催中です。

現代アーティストの米山和子氏は、和紙や絹糸、そして豊穣の象徴である米と言う和の材料を使って独特な現代空間を作り上げています。中でも大桐の間の一面に張り巡らされた絹糸に通された米粒が山並みに吹く風や雨のけしきを作り出し半透明に米粒が繊細な輝きを放って癒しの空間を醸し出していました。

祖父江加代子氏のコーディネートは数寄の空間の中で伝統的な和食器に加えて洋食器や現代工芸家の作品などが組み合わさり新しい調和を感じさせてくれました。現代の住まいにも、参考になるコーディネートのヒントがあるように思います。

ふたりの女性の感性が数寄の住まいとうまく融けあって、新しい雅の世界を展開され、雅の空間の中での未来の可能性を感じる展覧会でした。 


会場内では、今回の展覧会はイメージしたオリジナルの和菓子を味わうこともできます。


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「【美術鑑賞・イベント】」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事