障害者の性の問題を描いた異色作品。映画セッションズを観賞。
詩人でジャーリストのマークオブライエンの実話に基づいて描かれた作品です。主人公のマークは、6歳でポリオを発症し全身麻痺の人生を送っていたのですが、ヘルパーの女性を恋したことから、彼女とセックスをしたいと思うようになり、セックス・セラピストの手ほどきを受けながら、新しい人生に踏み出していく内容です。
セックス・セラピストを演じたオスカー女優のヘレン・ハントの体を張った熱演とマークを演じたジョン・ホークのユーモアあふれる演技が際立ってました。
障害者の性の問題に真正面から取り組み、更にマークの魅力に次第にひかれていくセラピストや周りの人々。テーマを離れても、恋愛や友情などヒューマン映画として秀逸な作品です。
そんな作品が、映倫の手にかかるとR18指定。作品の本質をまったく理解できない品性下劣な判断としか思えません。何を指してR18とするのかまったく理解に苦しみます。
DVD化された時には、若い人たちにも、ぜひ観てもらいたい作品でした。