85歳にして現在もアメリカ最高裁判事を務めるルース・キンズバーグの半生を描いた「ビリーブ 未来への大逆転」を観賞
自由の国アメリカにおいて、50年前の1970年代は、女性が職に就くことも難しく、クレジットカードをも持てなかったそうで、そんな時代に今回の主人公ルース・キンズバーグは、ハーバード大学の法科に通い、先輩法科の夫と学生結婚で一児の母という立場。大学院を首席で卒業するも、女性であることで弁護士事務所にも務められず、止む無く大学教授となります。弁護士の夢を捨てきれないルースは、ある訴訟記録により勝訴不可能と言われた男女平等裁判に挑むことに。
ルースには、博士と彼女のセオリーでホーキング博士の妻役を演じたフェリシティー・ジョーンズ。彼女を陰で支える弁護士の夫にアーミー・ハマーが演じてます。彼女を応援する伝説の弁護士にキャシー・ベイツが演じてます。
男女平等をテーマにした作品は、女性が中心に描かれ対立的な様相の内容が多い中で、今回の裁判が親の介護費用が男性であることで税控除の成らなかった被告で、裁判を通じていかにして法律を変え男女平等の社会にしていくかが焦点となっています。
偏見と対立が渦巻く当時のアメリカ社会で、彼女を援護する人々の情熱や家族の絆など周りの人々が彼女に力を与え不利な状況を大逆転していくラストは爽快です。偏見を乗り越えるラストのスピーチで注目してください。