65オヤジのスタイルブック

ドラマ「TAROの塔」特別編集版

本日25日夜9時から、2月に大反響だった土曜ドラマ「TAROの塔」の特別編集版が放送されます。

茶々丸オヤジにとっても、万博で観たあの太陽の塔の迫力と、岡本太郎氏のほとばしるエネルギーは、強烈なイメージを与えました。

その岡本太郎像とパートナーの敏子氏の歩んだ道程をドラマ化したいい作品でしたが、そのダイジェスト版が今回放送されるのは、この時期にとてもタイムリーなことのように思えます。

先日の明日の神話へのアート集団によるパフォーマンスが話題になりました。
茶々丸オヤジにとっては、彼らの行動が芸術の一環であっても、許されることではないと今でも思ってます。それは、芸術家なら作品と対峙すべきだと考えているからです。批判、共感は別にして作品の一部を借りるようなやり方は、作品に対する不敬でしかないです。

しかし、太郎氏が生きていたら、笑って済ましたのかなとも思うし、逆に、お前らの陳腐なパフォーマンスより、僕のパフォーマンスの方がレベルが数段違う(これは、茶々丸オヤジの陳腐な言葉)かのような迫力で向かっていったような気もします。

今回放送前に、瀬戸内寂聴氏の岡本太郎、敏子さんとのエピソードやかの子氏の日記の公開で、知られざる岡本太郎像が垣間見れました。

芸術家岡本太郎の生き様には、共感を持ちますが、その作品はさほど好みではない自分がいました。
それは、岡本太郎作品は、幼少より奇抜な作風ばかりで果たしてこの人には、芸術家としての基礎的な技術があるのかと疑念を持っていました。

今回、敏子氏を描いたデッサンが発見され、その写実作品を目の当たりにして、ピカソが持つ表現の変遷とは違う、誰にも影響されない普遍的なものを感じました。

あらためて、アートに関わる人間として反省し、岡本太郎作品をあらためて感じる機会を得た思いがします。

生誕100年のこの年、ドラマを通して岡本太郎の芸術を感じたいと思っています。


おまけ
タモリ&太郎&佳つ乃対談。面白いです。

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