アカデミー賞2022のノミネート発表されました。今年は作品賞に日本映画のドライブ・マイ・カー」がノミネートされ、いつも以上に盛り上がってます。また、ここ数年の傾向ですがネットフリックスオリジナル作品が数多くのノミネートされ、今後もこの流れは変わらないと思います。ネットフリックスは映画ファンにとっても欠かせないものになってますね。
そこで、3月28日の発表まで以前公開された作品と3月25日から公開の2作品を加えて作品賞を中心に紹介していきます。
作品賞のノミネート作品は10作品、夏に公開予定のポール・トーマス・アンダーソン監督の「リコリス・ピザ」以外の9作品は発表までに鑑賞可能です。すでにレビューにて紹介した作品もありますが、発表まで9作品すべてレビューして発表前に予想をたてたいなと思ってます。
今回のレビューは、レオナルド・ディカプリオとジェニファー・ローレンスが主演に加え、豪華俳優陣が集結したSFブッラクコメディ「ドント・ルック・アップ」です。
ネットフリックスオリジナル作品で12月から配信されている本作、ディカプリオ演じる天文学者とローレンス演じる教え子が巨大彗星が地球に迫っているのを発見、メリル・ストリーブ演じるアメリカ大統領に危機を進言するのですが、政府やマスコミ、巨大IT企業の思惑が絡み、思わぬ方向へと進むブラックユーモアたっぷりのドタバタ劇になっています。
豪華な俳優陣がおバカぶりを発揮しているところが何とも楽しい作品ですが、ふと現実に戻ると地球滅亡の危機が迫っているのに、おい大丈夫かと突っ込みたくなる内容です。監督は「マネーショート・華麗なる逆転」や「バイス」のアダム・マッケイ。さすが、リアルをコメディに昇華し、観る者をある種の恐怖に陥れていく監督ならではの手法が見事でした。豪華な俳優陣が繰り広げるコメディ大作ですので、ぜひ楽しんでみてください。