65オヤジのスタイルブック

奈良美智展・横浜美術館

東京美術展巡り第4回目は、横浜に足を伸ばして、横浜美術館で開催中の「奈良美智:君や僕にちょっと似ている」展です。

今回の展覧会は、今や村上隆と並んで、日本を代表する現代アートの人気作家になった奈良美智の新作展で、巨大なオブジェやドローイング作品109点が会場せましと並ぶ奈良美智ワールドともいえる大展覧会になっていました。

正面に鎮座したFRPウレタンで仕上げられたWhite Ghostが鎮座し、観覧者を迎えます。

そして、今回の目玉のひとつ、ブロンズを中心に白銅、石膏の少女像が並び、闇に輝く楽園のような雰囲気をかもし出してました。

東日本大震災以後に制作された今回の作品の中には、今までの奈良美智が描く少女とは異なる優しさを称えた眼を持つ少女が多数存在していました。

作家のメッセージにもある、今回の展覧会は、自己との対峙から観るものが感じることができる自己投影へと進化していることをその優しい少女像から感じ取れました。

中高年層を中心に人気のある展覧会とは、明らかに異なる若者が師事する展覧会がここに見て取れます。

53歳になる奈良が、アートを通して若い世代の架け橋となりうることに、同世代の僕としても頼もしさを感じました。

会場外に設置されたフードカー。

 

常設展示会場でも、奈良美智作品が多数所蔵されていて、当館の重要なアーティストであることが伺えました。右はピカソの油彩画。常設作品は、撮影可能です。


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