それは、一つの側面ではある。
タイトル
「ネバーランドシティ」
テーマ
「理想と言う邪悪の裏側」
概要
主題「邪悪は滅びる物」
情景「サイバーパンク」
描写「ベルトスクロール物」
注意「一人だと高得点」
主張「仲間が居れば簡単」
矛盾「難しくない?」
ゲームデザイン
前後に上下幅が有るベルトスクロールアクション。
十字スティックの上下左右で画面を動くが、攻撃は左右にしか出来ない奴。
Aボタンで通常攻撃、Bボタンでジャンプ。
Cボタンで攻撃切り替え。Dボタンでハイパーボム。
残機&HP制。多人数プレイが可能。
プレイヤーキャラは複数の攻撃を持っていて、それを切り替えて使用出来る。
敵を倒したり構造物を壊すと中からアイテムが出て、それにより攻撃がパワーアップしたりHPが回復したりする。
敵からダメージを与えられずに連続して倒すと得点が累積していくが(一応上限はあり)、途中で仲間が他の敵を倒しちゃうとそこで途切れてしまう。高得点を目指すなら一人の方が良いが、それは難易度が高くなる。
物語
「ネバーランドシティ」と言う永遠の楽園を謳うサイバー都市で不穏な噂。「定期的に市の治安などに不満を言っていた人が居なくなる」らしい。その調査に入った国家安全保安局の特務メンバーはしかし、気づくと自身らが怪しい連中に取り囲まれている事に気づいた。あなた方は命を狙われてしまったが、それは事態の暗部を浮き彫りにしていた。
プレイヤーらは襲ってくる敵を倒しつつ、その情報を入手、市長の指示により人が浚われているらしく、襲ってきた連中も”それ”によりコントロールされていたのだ。市長は不満派を拉致し、自身に刃向わないロボットに改造していたのである。行く行くは市民すべてを自身に反抗しない従順な存在へ創り代えようとしていた。その情報と共に市長の居るビルへ、しかしそこには想像を絶する戦力が。だが彼らはそれを倒し、市長を追い詰める。凶悪なパワードスーツを身に纏い襲ってくる市長だったが帰り撃ちにされ、市は平安を取り戻した。だが、民主主義の脆弱さを、不意に自覚する主人公らであった。
いわゆる「ファイナルファイト」型だが、そのベクトルにふいに、多少の違和感は有った、のかもしれない。「注意」の項目に対して最初、「一人では難しい」を入れた、のだけど。結果の「主張」が更にそれを後押ししていた?感じはある。「一人では無理だ」それは、確かにその通りなのだけど、つまり、一人で創るそれは「悪だ」と?
勝てないのだから。
ゲームはもちろん、スキルさえ有れば一人でも勝てる訳だが、この辺はスペースインベーダーにも通じる何か、というべきだろうか。それもまた、本来は「硫黄島の決戦」の表現であれば、最後は負けて終わり、と言うのが筋だが”終わらない”のだ。そう言うモノだった、と言う、そんな流れの果てに有る、何かの不協和音だったろうか。
という事で、「一人だと高得点」「仲間が居れば簡単」という感じに補正して見たのがこの企画ではある。”それ”で雰囲気がどう変わるか?は、ちょっと解らない。
アートを否定する、それを失念と言うべきか否か
デバッグはまだ続く?