テレビは”0”を足場にしてしまった、のかもしれない。
或いは最初は、免罪符の様な、それだったかもしれないが。
「ステルスオミクロン」とか、症状含んで風邪と全く同じだけどオミクロン株です、とかイミフな事まで語られだしてる現状、データ的には完全に「風邪です」が、これをそう言えない何か、それはまだ、重くある。
不意に、感じるのが「口裂け女」それの流布に近い話、だ。実態が無い脅威に対して、当時の人々は本気で恐れていた。
何故か?に、少し想定はする。
テレビは、独裁性を足場にしていた、昭和当時から、だ。次第にか、最初からか、気づくとか、”その”紛争解決機構、ご意見番、に成ってしまったのが「徹子の部屋」ではあって。意味的には、「視聴者の聞きたい事を聞ける範囲で聞く」と言うスタンスに、黒柳徹子氏は上手くシンクロし、今日まで続くご長寿番組に成った、訳だがしかし。”そこ”は、当時から既に、”その”ポジションに収まっていたのでは。そしてその否定は、そのまま「視聴者の」否定へ繋がっていた…共有感と言うか、視聴者は黒柳徹子氏の「主観」を、自身のそれとして受け入れていた、のかもしれない訳だ。
日本全国に存在するシニア層の、決して無視できない範囲は、総じて黒柳徹子氏の分身の様な…そんな状態だった、と。
と言う時、「スペースインベーダー」その登場は、その「人間が神様をやっている」状態に大して、重い否定を向けた。”それ”へのテレビの恐れが、あの「口裂け女」それとして、実際は発露した、のかも。このゲーム、内容は一見「昭和天皇の意向を満たした」感じで美しくもあるがしかし、その先には「硫黄島の兵士は努力が足らなかった」とか言いかねない、そんな歪みが発露する、主観では。そう言うのが、”この”恐れになって、当時の日本を覆った、訳だが。
”これ”と同じモノが、しかし昭和天皇を失った後の平成では、世界に伝播してしまった…そんな感じだったりして。
正直、80近くに成れば、日常の台詞も大分、死をイメージした物には成ってしまう。シニア世代にとってこの時、「風邪」は、決して無視できない脅威だ。医者もそこは言う筈である、それが原因で肺炎とかを引き起こすので決して軽んじてはならない。この時?この意識に対して、「風邪の様なモノです」それは、自分を殺しかねない何かである。
それを、何とかせねばならない。
という”それ”が不意にか、この「新型コロナウイルス」それとして、発露してしまった、のでは?
言っておいてなんだが、だとしたら現状の元凶それは「大賀さん」では、ある。単純に或いは、「徹子の部屋」その否定に成りかねない”何か”だ。主観での決定を廃し、最後は「大賀さん」に依存せねば。それはそのまま、「徹子の部屋」或いは黒柳徹子氏自身、それを殺しかねない何かではある。そんないちいち”神様”を気にして会話なんか出来ない。一般的には、その問題は風邪以上の物ではないが。
…とは言え、現状での利益性の無さ、それは間違いも無いのだ。
独裁者の存在それは、利益性に深刻な喪失を発生させる。
ともかく問題は、「徹子の部屋」その黒柳徹子氏の後任など居ない、事だ。これはそのまま彼女の人生その物でさえあって。そして、これの終焉と共に、テレビは或いは「年金」維持せねばならない理由、”それ”を失うのかも。
「医者がちゃんと説明してないのが悪いんだ!」
「風邪」とは外部免疫の様な、自発的に続けている避難訓練の様なモノでしかない。これにより身体は免疫機能を保全している、これが原因で死ぬ事は無い。
しかしこれを医者が言い切っても、それは安心に成るのだろうか?
人を神にした時代と、その終焉の予兆、それは終焉するのか、結末は何処。
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