『歴史の散歩道』 上町台地を歩く 16
真言坂
源聖寺坂を上り、左手に数分歩くと。うっそうとした木立。
生玉神社の大鳥居。茅の輪がかけられてありました。
夏越の大祓えのために設けられています。
夏越の大祓え。
6月の大祓えは夏越の大祓えといわれ
厳しい夏を迎えるにあたって 厄病や災いを避ける行事です。
「 水無月の夏越の祓する人は千歳の命のぶというなり 」
と唱えながら茅の輪をくぐります。
大祓え、古くから6月と12月の晦日に行われます。
身代わりの人型に祈りや災いをこめ疫役を祓い清める行事です。
夏越の大祓えは夏祭りの ルーツでしょうか。
春の花やすめ祭、豊穣の秋祭り、民間行事には
季節の節々に祈りがあります。
大阪三大夏祭りは ここ 『生玉祭り』から始まり『天神祭り』
『住吉祭り』で終わります。
沿道には 生玉祭りの旗が祭り気分を呼び起こします。
神社の北門から北へ伸びる石畳の短い坂。
今はビルの谷間にひっそり伸びています。
ここが 七坂最後の 真言坂です。