くだんのツイッターは「こちら赤旗日曜版」。同紙編集部が当日の赤旗日刊紙の注目記事を「きょうの赤旗」として記事のリンクを付けて紹介したり、話題の政治的テーマに関してコメントしたりしている。ときには志位和夫委員長も書き込んでいる。
前代未聞のミスは8月26日に発生した。同日付赤旗日刊紙1面の看板コラム「潮流」を紹介する際、日曜版編集部がつけた「見出し」に、“お堅い”共産党からはまず公に発信されそうにない「まさか」の3文字が入っていた。ちなみに日刊紙の「潮流」には見出しはつけられていない。
その「潮流」の中身は、9月15日告示、29日投開票の大阪府堺市長選をテーマにしたもので、南蛮貿易の拠点だった堺市が450年以上も前に欧州で「ベニス市のごとく」と呼ばれ、知られていたことに触れているそこで赤旗日曜版編集部は、「日本のベニス」という見出しをつけようとしたのだが、誤って意味不明な「日本のペニス」と書き込んでしまった。「ベ」と「ペ」を間違えたのだ。表記上のミスはやむを得ないにしても「日本のペニス」はなかろう。ベニスにも堺にも至極失礼なことで、単に「お笑い」で片付けられるような話ではない。
共産党広報部によると、掲載されたのは8月26日午前11時13分55秒。「担当者が文字を単純に打ち間違えてしまった。数十分後に見出し部分を削除した」(同党広報部)というが、後の祭りだ。
「ペニス」という書き込みに反応し「女の子の体をタップしてイカせる究極のエロゲーです」と書かれた“エロゲーム”の無料バナー広告までツイッター画面上に一時掲載される「おまけ」までついてしまった。
同党広報部は「今後、このようなミスが起きないよう十分気をつける」としている。しかし、赤旗での“事故”はこのところ頻発しており、どうもこの党のチェック体制は緩んでいるようだ。
昨年7月15日付赤旗日曜版で、敵対する中核派(革命的共産主義者同盟全国委員会)の活動家、富田翔子氏の“勇姿”をコメント、写真付きで紹介してしまった。中核派系全学連の斉藤郁真委員長(法政大学文化連盟委員長)も掲載写真に写っていた。
今年2月には「赤旗写真ニュース」で、これまた敵対関係にある「革マル派」(日本革命的共産主義者同盟・革命的マルクス主義派)の「全学連」旗が写った写真を掲載してしまった。
公安当局者も「信じられないことが起きた」「一昔前の共産党なら考えられないボーンヘッドだ」と絶句する椿事の連続だが、「反社会的暴力・殺人者集団」と厳しく糾弾してきた革マル派、中核派を機関紙に登場させてしまうのだから何とも“寛容”だ。
そして次元は違うが、今回の“ペニス事件”である。これが「ネット活用のフロンティア政党」を自負する共産党なのだ。
志位委員長は8月10日、東京・新宿区の日本青年館で開いた党創立91周年記念講演会で、ネット選挙運動が解禁された先の参院選で同党のネット戦略が奏功したことを力説した上で「日本共産党がインターネットで発信するに足る内容の政策をもっているからだ」「インターネットが日本共産党にとって大いなる可能性をもった媒体であることが明らかになった」などと鼻高々に語り、会場を埋めた数千人の党員、支持者から万雷の拍手を受けた。
志位氏はことさらネット戦略における他党へのアドバンテージをアピールしたかったようだが、その矢先に赤旗日曜版編集部がネット上で“ペニス事件”を引き起こすとは、まさに「お笑い共産党」である。
前代未聞のミスは8月26日に発生した。同日付赤旗日刊紙1面の看板コラム「潮流」を紹介する際、日曜版編集部がつけた「見出し」に、“お堅い”共産党からはまず公に発信されそうにない「まさか」の3文字が入っていた。ちなみに日刊紙の「潮流」には見出しはつけられていない。
その「潮流」の中身は、9月15日告示、29日投開票の大阪府堺市長選をテーマにしたもので、南蛮貿易の拠点だった堺市が450年以上も前に欧州で「ベニス市のごとく」と呼ばれ、知られていたことに触れているそこで赤旗日曜版編集部は、「日本のベニス」という見出しをつけようとしたのだが、誤って意味不明な「日本のペニス」と書き込んでしまった。「ベ」と「ペ」を間違えたのだ。表記上のミスはやむを得ないにしても「日本のペニス」はなかろう。ベニスにも堺にも至極失礼なことで、単に「お笑い」で片付けられるような話ではない。
共産党広報部によると、掲載されたのは8月26日午前11時13分55秒。「担当者が文字を単純に打ち間違えてしまった。数十分後に見出し部分を削除した」(同党広報部)というが、後の祭りだ。
「ペニス」という書き込みに反応し「女の子の体をタップしてイカせる究極のエロゲーです」と書かれた“エロゲーム”の無料バナー広告までツイッター画面上に一時掲載される「おまけ」までついてしまった。
同党広報部は「今後、このようなミスが起きないよう十分気をつける」としている。しかし、赤旗での“事故”はこのところ頻発しており、どうもこの党のチェック体制は緩んでいるようだ。
昨年7月15日付赤旗日曜版で、敵対する中核派(革命的共産主義者同盟全国委員会)の活動家、富田翔子氏の“勇姿”をコメント、写真付きで紹介してしまった。中核派系全学連の斉藤郁真委員長(法政大学文化連盟委員長)も掲載写真に写っていた。
今年2月には「赤旗写真ニュース」で、これまた敵対関係にある「革マル派」(日本革命的共産主義者同盟・革命的マルクス主義派)の「全学連」旗が写った写真を掲載してしまった。
公安当局者も「信じられないことが起きた」「一昔前の共産党なら考えられないボーンヘッドだ」と絶句する椿事の連続だが、「反社会的暴力・殺人者集団」と厳しく糾弾してきた革マル派、中核派を機関紙に登場させてしまうのだから何とも“寛容”だ。
そして次元は違うが、今回の“ペニス事件”である。これが「ネット活用のフロンティア政党」を自負する共産党なのだ。
志位委員長は8月10日、東京・新宿区の日本青年館で開いた党創立91周年記念講演会で、ネット選挙運動が解禁された先の参院選で同党のネット戦略が奏功したことを力説した上で「日本共産党がインターネットで発信するに足る内容の政策をもっているからだ」「インターネットが日本共産党にとって大いなる可能性をもった媒体であることが明らかになった」などと鼻高々に語り、会場を埋めた数千人の党員、支持者から万雷の拍手を受けた。
志位氏はことさらネット戦略における他党へのアドバンテージをアピールしたかったようだが、その矢先に赤旗日曜版編集部がネット上で“ペニス事件”を引き起こすとは、まさに「お笑い共産党」である。