【野球ルールネタ】振り逃げ
春季大会に向けてのルールのお勉強です(^^)
プロ野球と違って、少年野球の試合で良く見かけるのが「振り逃げ」です。
「振り逃げ」とは、捕手が第3ストライクの投球を正規に捕球できなかったときに、
打者が直ちにアウトとならずに一塁への進塁を試みるプレイを指す俗称。
特に知っておきたいことは
(1)打者がバットを振らなくても「振り逃げ」となる
⇒公式野球規則には「振り逃げ」という言葉はない
⇒一般的に捕手が捕球できないケースは大きくストライクから外れている
ケースが多く、バットを振った場合が多いため俗称として「振り逃げ」と命名
(2)ノーアウト、もしくは、ワンアウトで一塁に走者がいる場合は、「振り逃げ」は
できない
⇒捕手がわざと第3ストライクを正規に捕球しないことを抑止するため
⇒逆にツーアウトの場合は併殺とならないため「振り逃げ」はできる
(3)捕手がバウンドした投球を打者が空振りし、手またはミットで確実につかんだ
場合は「正規の捕球」に該当しないため、「振り逃げ」の対象となる
⇒上記条件の場合を除く
というところでしょうか。
低学年リーグでは、三振が、得点のチャンスになる大きなポイント。
特に塁にでることがうれしい子供たちの気持ちを大きく左右するプレーです。
野球を楽しくプレーするためにも、しっかりルールを覚えてもらうことが僕ら
監督・コーチにできることの1つですね。
「野球規則6・9」バッターがランナーとなる場合
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(b)ランナーが1塁にいないとき、またはランナーが1塁にいても2死のとき、
キャッチャーが第三ストライクと宣告された投球を捕らえなかった場合。
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