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西濃運輸が運行する専用コンテナの貨物列車

2023-10-15 19:50:35 | ニュース
西濃運輸が運行する専用コンテナの貨物列車カンガルーライナー(同社提供)© 岐阜新聞社

 トラック運転手の人手不足が懸念される「2024年問題」に備え、セイノーホールディングスはモーダルシフトへの対応を強化している。今月から西濃運輸小牧支店(愛知県小牧市)が取り扱うトヨタ自動車の九州向け部品輸送の一部を鉄道輸送に切り替えた。また大阪府茨木市に中継輸送専門拠点を設けるなど、トラックと鉄道輸送を組み合わせた効率的な運行体制の整備を進め、運転手不足や労働時間の課題解決に取り組んでいる。

 同社によると、小牧支店は今月2日から、トヨタ自動車の愛知県内6カ所の部品センターから出荷している九州宛ての補給部品輸送のうち、1日に約130トン(大型トラック13台分相当)を鉄道輸送に切り替えた。

 愛知県から福岡県までのトラック輸送の走行距離はおよそ930キロ、走行時間は14時間以上に上り、鉄道輸送へのシフトで年間1050トンのCO2削減につながると見込まれる。

 また今月から、北大阪支店(大阪府茨木市)を中継輸送専門の拠点として稼働。JR貨物の大阪貨物ターミナル駅に近い立地を生かし、幹線トラックと鉄道輸送を組み合わせた運行体制の効率化に取り組んでいる。

 来年4月以降、トラックドライバーの時間外労働の上限が規制され、ドライバーの拘束時間や移動距離が短縮される。政府はトラックでの輸送を鉄道や海運など他の方法に転換するモーダルシフトの推進を掲げている。

 セイノーグループは早くから各所で輸送方法の見直しや荷役体制の見直しを行い、効率化を進めており、すでに600キロを超える運行便の4割はトラックを使わない輸送を実施、CO2削減にも貢献している。


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