どんどん焼きは無病息災を祈り
良い年を迎えましょうを願うお祭りです。
私の住んで居るでも小正月の14日に行なわれます。
小屋建ては一週間前の6日に小学生の子供達と各一軒一人が出て行なわれます。
小屋にはダルマ しめ飾りなど正月の縁起物を飾って燃やします。
どんどん焼きに持って行く繭玉は 毎年お店で買って柳に飾っていたのですが
今年は材料を用意して手作りの繭玉を作って見ました。
繭玉作りには亡き母との思い出が沢山あります。
もう随分・・・結婚する前の話になりますが
この時期になりますと 母は近くから枝が沢山ある柳の木を集めたり
お米を挽いて粉にしたり色付け用の元を買って来たりと
下準備を早くから為始めます。
母の横で見ている私に 母は嬉しそうな顔で『これは繭に似た形 これは葉っぱ・・・』
等と沢山の形を作りながら 私に見せてくれました。
出来上がった繭玉を柳の枝に飾って
神棚 お蔵 玄関等と家の中 外と色んな所に飾っては喜んでいました。
そんな母を思い出しながら初めて作って見た繭玉は
まだ母の形には程遠い形になったんですが
毎年 母が作っている様子を思い浮かべ少しでも母の
繭玉に近づけたらと思いながら作って見ました。
出来上がった繭玉を 柳の木に飾ったんですが
枝が数が少なく 少し淋しい繭玉の数になりましたが それでも良しとしました(笑)
さて どんどん焼きです。
心配していた 朝から降り続いていた雪も夕方には止み
子供達の太鼓の音と『どんどん焼きに来ておくれ早く来ないと火が消える』の
掛け声に合わせ ご近所さん達 そして厄年の方が
柳に飾られた繭玉と 道祖神に上げるお賽銭を持って集まります。
燃えている藁で繭玉を焼いて『無病息災 一年良い年であります様に』と
願いながら焼けた繭玉を頂きます。
繭玉が焼き上がる頃 火が点いている藁で
小屋に火を点けダルマ しめ飾りなど正月の縁起物を燃やします。
小屋は朝からの雪が積もって燃えが悪く大変でしたが
無事どんどん焼が終わりました。