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札幌・円山生活日記

サクランボ狩り2022〜八紘学園果樹園〜

「学校法人八紘学園(はっこうがくえん) 北海道農業専門学校」は札幌市豊平区月寒の市街地に隣接する63haの敷地を持つ2年制・全寮制の農業専門学校。 農業の未来を担うリーダーを育てる1930年設立の歴史のある学校です。 キャンパス内の「果樹園」では「サクランボ狩り」など季節の果物の収穫体験が楽しめます。 園内で採れた農産物等の「野菜直売所」や搾りたて牛乳を使った「ツキサップソフトクリーム」も人気です。

本日は昨年に続いて「八紘学園果樹園」で「サクランボ狩り」です。昨年初めての「さくらんぼ狩り」がとても楽しかったので今年も開始を心待ちにしていました。ところが北海道産のサクランボがスーパー等の店頭に並び始める時期になっても八紘学園のウェブサイトにはサクランボ狩り開始の告示が出ません。しびれをきらして同園に電話で問い合わせると「今年は天候不順で生育が遅れている。開始日が決まったら前日にはウェブサイトでお知らせします」とのことでした。それから毎日チェックをしていたところ「7月5日(火)より開始します」とのこと。予定を調整して本日午前の部の開始時刻9時を目指して地下鉄東西線「円山公園駅」から出発しました。


「サクランボ狩り開始のお知らせ」。食べ放題60分間で大人1,000円。持ち帰りは100g当たり200円です。なお昨年は予約制だったのですが今年は「予約不要」です。

当日は地下鉄東西線「円山公園駅」から「大通駅」で東豊線に乗り換え「福住駅」で下車。日差しが強いのでタクシーで「果樹園」に到着。今日のタクシー運転手も「果樹園」の場所を良く知りませんでした。“知る人ぞ知る穴場のサクランボ狩り”のようです。到着後先ず黄色いテント下の受付で料金を払い持ち帰り用のプラスチックトレーと食べたサクランボの種を入れるゴミ袋を受け取ります。

去年はサクランボ園まで学生さんが案内してくれたのですが今年は「八紘学園サクランボ狩りMAP」を渡されました。
サクランボ園は①と②の2か所です。


先ずは「サクランボ園②」へ。手前のリンゴ畑を抜けて行きます。

程無く「サクランボ園②」に到着。

すでに子供連れの家族を中心に多くの来園者がサクランボ狩りを開始していました。

周囲のサクランボの木を見ると去年よりも時期が良かったのか多くの実が成っています。早速に木に掲示されている品種掲示を見ながらサクランボを食べていきます。


お馴染み《佐藤錦》。甘みと酸味がバランスした味の良さと外観の美しさで有名。 

《サミット》。肉厚で色が濃いほど甘味が強い。


《南陽》。実が大きくしっかりした歯ごたえ。『さくらんぼの王様』 。 

《グレート南陽》。さらにグレート?


《紅秀峰》。甘味がすっきりした味わい。 

《高砂》。大粒になりやすく柔らかな食感。


本日最も気に行ったサクランボの木。植えられているサクランボの品種も多く夫々が美味しいですし同じ木によっても熟度で味わいが違うので感覚的なものですが・・。

お尻の部分がややとがった短いハート形の《水門》です。果皮はきれいな色合いで果肉はやわらかめ。熟したものは甘味が強く適度に酸味もあり濃厚な味わいです。時間制限を気にしながらたくさんいただきました。
 
「サクランボ園①」にも行ってみます。昨年は生育状態が遅れていたハウスです。

①とだいたい同じような品種が栽培されていたのですが①で見つけられなかった《グレート北光》。《水門》は《北光》の別名ということで《水門》の改良品種でしょうか。形はお尻の部分がややとがった短いハート形の《水門》と同じようですが少し大きめです。良い味でした。

本日の収穫。底の深いトレー一杯に《水門》《南陽》《サミット》《佐藤錦》などを狩りとりました。
受付で計量していただきます。 495グラムで900円でした。

「サクランボ狩り」を終え地下鉄「福住駅」へ戻ります。奥が果樹園の出入り口。

「福住駅」に向かう途中の学園実習農園で「第9回北海道フィールドトライアル2022」が開催されていました。道内外の園芸関連団体などが参加するイベントで八紘学園の学生さんが花苗の植えつけから管理までの実習を行ったものだそうです。
会場内には600種類以上の植物が植栽され来場者が植物を鑑賞・評価する展示会、花苗の販売、農家マルシェなどが行われていました。
《ラベンダー》も数多くの品種が植栽されていました。
フォトスポット。

さらに途中の八紘学園の「牛舎」。こちらで搾乳された生乳が「ツキサップソフトクリーム」(後述)になるようです。
牛さんの運動でしょうか?

ポプラと白樺の並木を抜けていきます。

もう一つの目的である「八紘学園農産物直売所」。
〈今日のおすすめ〉です。
その一つのさくらんぼ。福住産ということは「果樹園」産でしょうか。《佐藤錦》のようなのが1パック(グラム数不明)300円、《サミット》のような品種が同500円で売っていました。
「直売所」では札幌市内をはじめとする石狩平野一帯で育った米、野菜、畜産物、加工品、学園産の乳製品などが販売されています。
「直売場」の名物が「ツキサップソフトクリーム」(写真は大サイズ)。「ワッフルコーン(プレーンorココア)」か「カップ」か、大きさは大(330円)小(200円)から選べます。生乳の風味を損なわないよう低温殺菌している「ツキサップ牛乳」を使用しているということで生ミルクの味と香りが特徴の美味しいソフトクリームです。

多くの人が日陰のこちらのベンチでソフトクリームを食べていました。
駐車場は車で一杯で「直売場」も一時入場制限していました。周辺住民だけでなく遠方から訪れる人も多いそうです。

「農産物直売場」の看板。

右側のポプラと白樺の並木は「強風時 倒壊等により危険な為 通行禁止」でした。
最後に「直売所」向かいの「札幌景観重要建築物」の畜舎とサイロを見学して「福住駅」に向かいました。
 

本日の購入品です。江別産「バジル」150円、当別産「生パスタ」200円、当別産「生パスタ」、道央産「ズッキーニ」2本280円、千歳産ファームTORAO「生きくらげ」280円などなど・・。多くが産地や生産者が判るというのは立派です。  

本日の「さくらんぼ狩り」も楽しく美味しいものでした。作年よりも多くの来園者が見られましたが「果樹園」は広くサクランボもたわわに実っていますので密にならず快適でした。市内の近くでこんな体験ができるとは嬉し限りで得した気分です。夏休みに来る予定の長女家族も「ブルーベリー狩り」を楽しみにしているとのことですので「お知らせ」チェックを怠らないようにします。「農産物直売場」も大変結構でした。ありがとうございました。

「八紘学園農産物直売所」
〒062-0052 北海道札幌市豊平区月寒東2条13丁目1-12
学校法人八紘学園北海道農業専門学校内
TEL011-852-8081
営業時間 4月中旬~11月上旬/10時~17時/11月中旬~4月中旬/10時~16時
定休日 木曜日 ※11月中旬~4月中旬は土・日・月曜日のみ営業
https://hakkougakuen.ac.jp/%e8%be%b2%e7%94%a3%e7%89%a9%e7%9b%b4%e5%a3%b2%e6%89%80/
(2022.7.9訪問)


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