約25.4haという広大な敷地を持ち6,400種類ほどの花や植物が育てられている「百合が原公園」。園内には世界中から集められた約100種のユリを観賞できる「世界の百合広場」や札幌の姉妹都市である4都市の造園家が協力した「世界の庭園」などが広がる札幌市を代表するフラワーパークです。今はダリアやムクゲなどが見頃を迎えています。
今日は「百合が原公園」です。同公園のウェブサイトの「お知らせ(8月26日付)」を見ていると「緑のセンター横のロックガーデンで開花を始めた《サギソウ》は本日2輪開花していました」「周囲には今にも開きそうな蕾が付いた株が多数あり今後もしばらくその花姿が楽しめそう」と出ていました。先月の「北海道大学植物園」 での《サギソウ》は少し出遅れた感があったので、「百合が原公園」では同様の事態にならないよう早々に訪問し見頃の《ダリア》などとともに楽しむことにしました。本日もバス便の時間の方が都合が良いので地下鉄東豊線「栄町駅」から中央バスでやってきました。
今日は「百合が原公園」です。同公園のウェブサイトの「お知らせ(8月26日付)」を見ていると「緑のセンター横のロックガーデンで開花を始めた《サギソウ》は本日2輪開花していました」「周囲には今にも開きそうな蕾が付いた株が多数あり今後もしばらくその花姿が楽しめそう」と出ていました。先月の「北海道大学植物園」 での《サギソウ》は少し出遅れた感があったので、「百合が原公園」では同様の事態にならないよう早々に訪問し見頃の《ダリア》などとともに楽しむことにしました。本日もバス便の時間の方が都合が良いので地下鉄東豊線「栄町駅」から中央バスでやってきました。
バス停から温室のある「百合が原緑のセンター」へ向かうと手前に見頃情報の看板が立てられています。
目当ての《サギソウ》が開花中の「ロックガーデン」に《エリカ》等が見頃の「ヒースガーデン」への案内です。
【ロックガーデン】
案内方向に進むと先ずは「ロックガーデン」が見えてきます。
その先に「サギソウ開花中」の看板が出ていました。“《サギソウ(ラン科 ミズトンボ属)》は、純白の小さな花を咲かせその花の姿が翼を広げたシラサギに似ていることからその名が付いたとされ、本州・四国・九州の日当たりの良い湿地に自生し、日本を代表する野生ランとして古くから愛好されてきた”そうです。
去年のようにその姿がたくさん見られると期待したのですが・・(写真は昨年の同地のもの)。
何と咲いているのは一輪のみ!少しショックです。
その一輪の《サギソウ》です。
仕方がありませんが白鷺が飛ぶ姿は楽しませていただきました。
同じく「ロックガーデン」で開花中の《レンゲショウマ》です。“《レンゲショウマ(キンポウゲ科 レンゲショウマ属)》は本州の福島県から奈良県に分布する日本固有種で深山の少し薄暗い林床に自生し、神秘的なその花姿から「森の妖精」とも呼ばれる”そうです。
「森の妖精」《レンゲショウマ》です。
【ヒースガーデン】
続いて「ヒースガーデン」です。色とりどりの《エリカ》の仲間が見頃です。
《エリカ‘ジョーンカンパ’′》。
【ムクゲ・コレクション】
「ヒースガーデン」から「ダリア園」へ向かうリリートレイン線路脇に《ムクゲ》がたくさん咲いていました。今まであまり意識しなかったのですが多くの種類の《ムクゲ》が咲いています。
公園の魅力増として導入された「ムクゲコレクション」だとか。何と35品種もの《ムクゲ》を育成しているそうです。
我が家のマンションの植栽の一つも《ムクゲ》で周囲でもよく見るのですが仲々見ることのない品種の花が咲いていました。これは《ムクゲ‘耳原花笠’》。
同じく《ラベンダーシフォン》。
《モーニングサンシャイン》。
《フレンチキャバレー》。
《ラズベリー》でした。
【ダリア園】
続いて「ダリア園」へ。150品種のダリアを植栽しているそうです。
こちらは期待通りダリアが見事に咲いています。色とりどりで大振りの花なので見応えがあります。
多くの人が鑑賞に写真撮影に訪れていました。
公園の「ダリア園」では160品種のダリアを植栽しているそうです。
《サックルピコ》。
《サックルレモン》。
《サックルローズピンク》。
《サックルレースドイリー》。
あまりに品種が多く写真撮影もきりがないと思ったのですが次から次へと個性的で魅力的な花が続くのでもう少し紹介します。
《みかん山》。
《角笛(つのぶえ)》。
《詩織(しおり)》。和の浴衣地のようです。
《村祭り》。
《庭自慢(にわじまん)》。
《貴公子(きこうし)》。
《雪窓(ゆきまど)》。
《かんぞう圓(かんぞうえん)》。
《舞衣(まいごろも)》。
《かぐや姫》でした。
さらに大輪の《クレオパトラ》。
同じく《ギッツバーフェクション》。
そして《グレイスミドルトン》でした。
「ダリア園」脇を通るリリートレイン。
「芝生広場」を横断してサイロを見ながら「世界の百合広場」へ向かいます。
【世界の百合広場】
「世界の百合広場」のユリたちはほぼ全てが終了していました。こちらは数少ない残りの《タキユリ》。
同じく《リリウム ロッソルニィ》。
《うちだかのこ》でした。
【百合が原 緑のセンター】
最後は「百合が原 緑のセンター」へ。
大温室では【札幌軟石と植物展】が開催中。
“花が少ない時期でも花壇やお庭に彩りを添えてくれるカラーリーフプランツと札幌軟石との共演が楽しめる【札幌軟石と植物展】。今年度はツボサンゴ(ヒューケラ)やギボウシをメインに、フウチソウやヨモギなど40種類以上61鉢を展示しています”。
札幌軟石とカラーリーフの少し渋めの展示です。
中温室には【フクシア展】残りの《フクシア》が展示されていました。
《フクシア‘ティンカーベル’》。
最後にヒマワリの咲き誇る入口花壇を眺めてバス停に向かいました。ちなみ帰路のバスは地下鉄南北線「麻生駅」行でした。
今日の《サギソウ》は少し残念でしたが大振りで艶やかな《ダリア》や初めて見るような《ムクゲ》の品種が観賞でき良かったです。まずまずの散策でした。「ダリア」は10月中旬まで楽しめるということですので紅葉巡りの一環として1か月後頃に来るのも一考かも。秋が本格化した「百合が原公園」もまた楽しいでしょう。ありがとうございました。
【百合が原公園】
札幌市北区百合が原公園210番地
「百合が原公園管理事務所」
[営業時間]8:45~17:15
[Tel]011-772-4722
札幌市北区百合が原公園210番地
「百合が原公園管理事務所」
[営業時間]8:45~17:15
[Tel]011-772-4722
【札幌軟石と植物展】
開催期間:令和4年8月23日火曜日から9月4日日曜日まで
開催会場:百合が原緑のセンター大温室
(2022.9.1.訪問)